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テーマ:ヨーロッパ旅行(4250)
カテゴリ:ドイツ・スイス・フランス
最終日のこの日、全く想定外だったのだが、ほぼ一日の自由行動。
事前の「旅のしおり」では空欄になっていたのに、私は気にもとめていなかったのだ。 ホテルは午前11:00までにチェックアウト。 手荷物はインフォメーションに、貴重品はセフティボックス(現在パリは治安悪化のため、どのホテルでも無料だそう)に預けて自由行動。 午後6:30 にホテル集合後、バスでシャルル・ド・ゴール空港へ。 という行程となった。 それが事前にわかっていれば、ちゃんと下調べをして打ち合わせもしてきたのだが、旅行中にわかったため、私を含めて一部の人たちに動揺が走った。 私たちは4人のグループだったが、パリのタクシーは3人以上は乗せない規則になっているという。それも犯罪防止のためらしい。 そこで、二組に分かれて夫々行きたい所へ自由行動することになった。 私はCさんと二人で「自立の一歩ね」などと言いながら、私にとっては思い入れのあるオルセー美術館と、Cさんの行ってみたいオペラ座をメインに行くことにした。 ▼オルセー美術館 49歳で亡くなった大学時代の同級生が最後にくれた年賀状が、オルセーの絵葉書で「良かったよ。」と書かれていたのだった。 それ以来、パリ万博時の駅舎を基に作られたこの美術館は、その友人につながるものとなっていた。 ここには1848年から1914年までの美術品が常設されている。 とても2~3時間で鑑賞できるようなものではなかった。 クールベ、ミレー、マネ、モネ、ドガ、カイユボット、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ロートレック、ルドン、クリムト、ガレなどの部屋を歩いただけでもう昼食の時間を過ぎてしまう。 外に出て、セーヌを眺めながら橋を渡りコンコルド広場を抜けてオペラ座付近、三越まで歩く。 日曜日のため三越は閉店していたが、近くにある中華料理店で焼きそばと杏仁豆腐を食べてホット一息。 オペラ座は毎日無料で見学可と日本語でも書かれたポスターが貼ってあったのだが、入り口では白い紙切れを持った人のみが入場していて、他の人は断られていた。 その理由を聞く語学力がないのでそのままあきらめて、ヴァンドーム広場へと向かう。 (Cさんごめんなさい。) ▼ヴァンドーム広場 カトリーヌ・ドヌーブの映画にあって、名前だけ知っている『ヴァンドーム広場』である。 ここはナポレオンの像がてっぺんに立つ青銅色の細長い円筒形の塔が、美しい街並みに囲まれている。日曜日でお店は閉まっていたが、高級宝石店や時計店が立ち並ぶ有名な広場らしい。 落ち着いた気分に浸れて、しばし腰掛けていた。 パリでは流しのタクシーは無くて、タクシー乗り場の標識の場所だけでタクシーに乗れるのだということで、そこからタクシーに乗って5:00頃にはホテルにもどり、ロビーの自販機で紅茶を飲んだりして時を過ごした。 なーんにも知らない者同士の、なりふり構わぬ珍道中でしたがそれなりに楽しかったです。 ▼パリ(シャルル・ド・ゴール) 22:05 発 JL 飛び立つと同時に爆睡! この団体ツアーの参加者は話してみると、やっぱり団塊世代が多かった。 機内で新聞を広げると、海外旅行の広告が目に飛び込んでくる。 「今度はどこへ行きますかね。」 「いやあ~そうは行けませんよ。」 そうですね。帰ったら仕事が待っていますね。 日常に帰るのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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