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カテゴリ:読書
楽天で売ってました。
埴谷さん愛飲のトカイワイン、買ってみました。 ハンガリーはトカイ地方で採れるという 貴腐ワインです。 ワインは頭が痛くなることが多いので、普段はあまり飲みません。 甘いワインはさらに苦手です。 このワインに合うようなお料理も知らないので 普段のまま。 でも、美味しく、ぼーっとしてしまい 普段はぼーっとしていたと言う埴谷さんを 偲びつつ、予想以上に酔っ払って多弁になりました。 この本の最終章は 「特殊」吉本隆明さん 吉本さんと埴谷さんの違いに答えて、吉本さんは生活を最優先するが、埴谷さんは観念をとるだろう、と。 埴谷さんの戦前の左翼活動の挫折と、吉本さんたちの敗戦の挫折が重なり合うと言うとき、 戦後生まれの私たちの背後に流れていたであろう思潮の一つが、つながったような気がした。 さらに「国家」という問題は、私達が引き継ぐ課題だとも思われた。 私は埴谷さんのような人が居たこと自体に、救われた気になって、大げさに言えば日本人が好きかも、とか思ってしまったのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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