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生活保護受給者や、障害者補助制度の資格認定のために、連日多くの市民たちが押しかける窓口の話題である。 立ち入った話ではないのだが。 いかにグータラに仕事をしているフリをしている職員が多く、 また、目の前の仕事に真面目に取り組もうとすると、ものすごく仕事が増えてしまう悪循環に悩まされるという、 まあ、どこの職場でもよくある話だ。 仕事にかかるスピードや能率は、やはり訓練・習熟・熟練の中から、さまざまな手業の工夫が生み出されてスピードアップするもので、 これは工場の作業現場の能率化と課題は変わらない。 ただし、これは個人作業の生産性の問題であり、行政組織の生産性となると、また話は違う。 すぐれて経営科学の課題だ。 これまで社会主義体制でやってきた国営工場で、一律だった給与を成果や能力で配分するシステムをつくったところ、 生産性は前年比15倍に向上した実例がある。 これは中国山東省青島市の琴島ハイアール、現在のハイアールのケースだ。 ハイアールを育成した青島市長が、現在の中国共産党の大幹部。 さて、行政組織の生産性は、一般企業の事務処理の生産性改善とほとんど変哲はない。 問題なのは、一般企業ならば、現場の上長の判断で事務処理の方式を改善できるのに、 市役所、特に福祉の現場の場合は、がんじがらめに方式が確定していること。 それはやむをえないので、行政組織はすべて現場の判断ではなく、法律・条令のほかに都道府県や厚生労働省の指令・通達という、決まった枠組みで動かなければならない。 ただし、この「動かなければならない」というのは、これまでの常識だ。 それが絶対に変えられない鉄則だということはない。 アメリカ軍の組織も、現場の判断で、現場から情報が中央司令部に送られ、意見具申ができるようになった。 いわゆるトランスフォーメーションだ。 そこには曹操閣下の【孫子の兵法】の思想も採用されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 22, 2010 12:20:18 PM
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