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結局前回分では書き足らず、後編へと続いてしまった管理人のマビノギ回顧録。
後編では正式サービス開始~正式サービス2年目辺りまでを描いて参ります。 いよいよ我が分身、フリルシアが登場致します。 正式サービスに備え、心機一転頑張ろうと 新たなキャラで新たなスタートを切る事に。 元々ファーストキャラが成長の方向性をはっきりと決められず スキルの上げ方が適当だったことにも不満があったので 新キャラはガッツリ戦闘重視で行ってみよう、と方向性も明確に。 上はそんなキャラ作成間もない特殊マップでの1枚。 なんなんでしょうかこのメタな内容の看板は。(笑 昔からこういうメタ的な内容が書かれた看板、あちこちにあるんですよねマビノギって…。 さておき新キャラの衣装もまだ特に決まってなかったので 形見とばかりにメインキャラからローブと帽子も奪ってきました。 それはまるで志半ばに諦めてしまった先代の遺志を継ぐかのように。 後半で愛用していたトゥハンドソードもしっかり引き継ぎ これで準備は万全。 エリンでの第2の人生の幕が上がります。 ダンバをうろうろしていると…、あっ、今は亡きカメラガールの姿が! このカメラガールは開発側が操作するキャラクターで 当時公式ホームページ上ではこのカメラガールを通して 一定間隔で特定地域の撮影をスクリーンショット形式にて撮影後、 公開されるLIVEスクリーンショットといったようなコンテンツがあったんですが それもかなり前に廃止されてしまい、今では名残も見られません。 ハンディカメラと頭上のUFO?型の頭装備が特徴なカメラガール、 なにやら露店を開いてるようですが…何を売ってたんだろう…。 じーーーーーーー… こちらを見据えるレンズの視線― !! なんか…映されてる…!? せっかくだしピースの一つでもしておけばよかったでしょうか。 ちなみにシチュエーション自体は上のSSとよく似ているのですが 実は全く別の日の撮影のため、上のSSと体型が一致していません。(笑 戦闘重視、と成長の方向性を定めた以上 フリルシアでのエリンの日常はこの頃からフィールド、ダンジョン両方において 狩り!狩り!狩り!! の日々でした。 上のSSは多少戦闘スキルもある程度充実してきたころに時々結成していた ドラゴン遺跡での即席"骸骨オオカミ狩りPT"。(ギルドの方とやる場合もありましたが) 魔符の換金額もさることながら、当時からほぼ誰もがまず装備強化の下地に と狙っていたのが、最大ダメージ上昇系のエンチャント。 骸骨オオカミはそんな初歩の初歩ともいえるフォックスハンターが付いた コレスシーフグローブをドロップしていた(今も落とすけど)のですが、 抽出して使って良し、売ってよし、と美味しいアイテムだったのです。 …一方、調子に乗って骸骨オオカミばかり狙っている内に よく横から不意に襲ってきたスケルトンに殴り殺されたりもしていたのですが、 それもいい思い出です。(笑 とにかくこの当時はプレイヤーキャラの防御面においては なんでこんなに…ってくらい脆いゲームバランスだったので スケルトンの1コンボでも瀕死になることもままありましたからねえ…。 余談ですが、ドロップだったり魔符の換金額だったりと 旨みが多い事と、外見が骨であることから 骸骨オオカミは当時身内の間では通称「ダシ(出汁)」と呼ばれていました。(笑 前記事でも触れましたが古くは黒オオカミPTからの縁で、 正式サービス開始1年目くらいまでの間 ほんとにお世話になったギルドマスターさんと2人で。 気さくな方で面倒見もよく、私も可愛がられていたのが今も記憶に新しく。 新キャラで始めた際も、特に行く宛もなかった私を快く迎えて下さいました。 サービス2年目時に私が久々にエリンに戻ってきた時に 再開したのが最後となりましたが、今はどうしていらっしゃるのか。 この頃からエリンを生き抜く上で色んなことを身体で覚えたい、 と基本単独行動が多かった私でしたが、 初年度はギルドメンバーとしての活動も同じ程度には行ってきたため、 何かないかと色々SSを探してみたものの、あまりギルドメンバーの方と映っているもので 記事として使う上で面白そうな1枚が残っていなかったのが悔やまれます。 ドロップで手に入った剣士学校の制服とボリュームベレー帽で 野暮ったかったローブからイメチェン。 この辺りから自身のキーカラーを「青」へと定め、 少しずつお洒落にも気を遣う心が芽生えてきます。 当時はアバタースロットなんてシステムもありませんでしたので、 衣装を変えて常時メインで着ていくとなれば その都度適切なエンチャントなどを施し強化する必要もありましたが その辺はまだ結構適当でしたね、この頃は。 中には上のSSのようにNPCそっくりの容姿、衣装を自前で整えて なりきりロールプレイをするプレイヤーさんも、この当時は観られました。 今では変身マスタリ(※要メダル)で済んじゃう事でも 試行者の工夫と熱意が感じられるこういう遊びは眺めていて楽しかったです。 街中でプライスそっくりの恰好した方が露店開いて座っているのを観かける度、 よく眺めたりしていましたねえ。 (↑大のプライス好き) メイン武器がトゥハンドソード→クレイモアへと変わり いよいよ"らしく"なってきた頃、G1もかなり終盤を迎えてきており ギルドの方のサポートも受けながら、アルベイダンジョンへと挑戦。 この頃はまだ支給されるAPの間隔もかなり緩やかだった為、 フリルシアとしては近接スキルを上げるのが目一杯で、 魔法や弓については必要最小限なランクに留まっており 言ってみるなら"準脳筋"スペックでのチャレンジでした。 現仕様以前のいわゆる「旧・女神降臨」は本筋も然ることながら ダンジョンの難度も高く、特に銀色の玉、緑色の玉ダンジョンでは ガーゴイルの脅威に何度も心を折られた思い出ばかり。 結局この当時に自身はG1クリアは果たせず、無事クリアできたのは少し後の時代となりました。 これもギルドの方との触れ合いの時間を収めたもので 私にとっては手元に現存していた中でも貴重な貴重な1枚。 プレイスタンスが複数あるマビノギでは戦闘を主にしている方ばかりではなく 生活をメインにする方も同じように存在するというのは今の時代も変わりない事とは思いますが、 ここに写るトーク鍛冶屋スーツを着ている方は、 そうした生活をメインにしていたタイプのプレイヤーさんでした。 いつもギルドチャットでは会話は飛んでいたものの 実際にお会いした事がない!って方もいたり、とちょっと特殊な立ち位置の彼女。 この日は、普段全然戦闘なんてしない、っていう彼女を連れ出して 気楽にオオカミやキツネでも狩りながら遊んでみよう、といった試みだったのかな…。 当のフリルシアはというと、何故かジャガイモの鍬一丁で敵を倒すのにハマってたりと ヘンな遊び方をしていた事はうっすらと憶えています。 フリルシアのイメージカラーは青! と豪語したはいいものの、 ここまで持ち物なんでもかんでも青い方向にまとめなくてもいいんじゃなかろうか… と少々やりすぎた感のある1枚。 大体戦闘メインなキャラだというのにライフポーションはどうしたの! (多分カバンの中にあるのかなと まだまだ成長途中の2人で挑む、フィアード中級2人用ボス部屋での1枚。 道中ではウッドジャッカルや巨大森ネズミなどの一斉ターゲッティングに 何度も蹂躙されてはボロボロに。 ボス戦に至ってはついに着る物脱いでの裸アタックです。 (※当時においては、装備品の祝福が必要以上に剥がれないための防止策でした) 通行証出たから行ってみないか? なノリだったかなと記憶していますが、 多分報酬で取り立てていいものは出なかった…ような。 当時マビノギとは併行で、メインで遊んでいたMMORPGの他作品 (現在はサービス終了)に戻っている間 丁度正式サービス開始から2年目突入の頃にマビノギではG2アップデートが行われ その割と直後くらいに私もたまたま戻ってきたことでプレイを再開。 2作品を併行でプレイしてた頃は、マビノギは こうして行ったり来たりを繰り返していました。 久々に再開した方と積もる話も色々出来たのですが、その一方で 「所属していたギルドは私の不在中に解散してしまった」という残念なお知らせが。 気になったのはその後のメンバーの方々の所在でしたが、 新たなギルドに移った方もいれば、自らギルドを立ち上げ運営していかれた方、 エリンを離れ、別ゲームに移った方や、そのまま引退していかれた方もいたりなど その後の結果から言うと今現在でも交流が続いている、 という方は一人もいなくなってしまいました。 それでも、当時のギルド、当時の空気、当時の熱量でもって いろんな経験が出来た事は私にとってはとてもとても重要な思い出となりました。 古くはサーバー負荷テストから~正式サービス開始初年度で体験した あらゆる事を糧とし、このしばらく後、当のフリルシアは 本格的にエリンではソロプレイの道を歩むこととなります。 まあこの後、まだもうしばらくの間はなんだかんだで交流は続くのですが。 数名でペッカダンジョンに挑んでみたりなど。 この頃は個人の意志でペッカダンジョンに来る機会自体これっぽっちもなかったため、 多分G3のクエストで来る時に手伝って頂いた時のだと思われます。 噂に聞いていたゴーストがやっぱり恐ろしい敵だったという事はうっすらと覚えているのですが。 そういや私まだこの頃パラディンだった! 懐かしいーw ペットキャラクターシステム実装で、動物があちらこちらで観られるように。 リアルでは今でこそ猫ブームと言われますが、エリンでは当時から犬や猫が大人気。 私の場合もそれに漏れず、購入したペット第一号はダークロシアンブルーでした。 で、上のSSは…各々の"うちの子自慢"な光景を収めた1枚? 今ダークロシアンブルーなんて街中でまず見かけませんね…。 当時オーナーだったという現役の方の中にも実用系ペット販売の波に押されてか ペット所有数限界などの関係で泣く泣く手放しちゃった方もいらっしゃるかもしれませんね。 抗魔のローブを着用しているのとダンジョンの光景からして 恐らくはG3のバオル潜入…と思われる1枚。 なんでクロスボウ使ってるのかはイマイチ記憶にないですが たぶん必要だったんでしょうね、うん。 にしても今観ても渋いデザインですねえ抗魔のローブ。 着用可能な期間はかなり短い反面良デザイン故に、常用を理由に G3をクリアせずわざとバオル潜入から進めてない、という方も当時は結構いらっしゃいました。 蛍光属性なローブ自体が今でも結構珍しいので、 その当時としては猶の事希少性もあったのも理由として大きいかなと。 G3ラストのお手伝いにと、バオル最終にも挑戦。 両者共にかつてのギルドからの付き合いの方で、信頼度はバッチリ! …とはいえ、道中の敵の猛攻もかなりの鬼畜ぶりながら、ラストバトルに至ってはこの有様。 遠隔フェニックスの羽なんかで、外側から蘇生を依頼したりと 各々の意地も働き、絶対に譲れない一戦だった、というのは間違いなし。 この時のバオル最終は深夜の午前1時に出発し、終わったら午前6時前だった… なんてのもオンラインゲームの1エピソードらしくていい思い出です。(笑 ワゴンが存在しなかった当時、ダンバートン西門の ムーンゲート付近まで多数並んでいた個人商店の群れ。 こういう光景も当時ならでは、といったところでしょうか。 当時生活スキルの中では特に優先して昇級していた製錬の産物である インゴット各種で生計を立てていたりもしました。 鍛冶を触ってみた方にはご承知の通り、インゴットは余りにも大量に使う事もあってか、 武器、防具造りを生業としていた方を中心に結構売れてくれたものです。 (用途がかなり少ないブロンズインゴットだけは微妙でしたが アラトの結晶を使った増殖もなければ、トレーニングポーション、トレーニング印章、 才能によるトレーニングボーナスもないような時代でしたし 生活スキル各種のトレーニングや昇級は回数や必要材料数の事情も含めて 別次元かと思われるようなシビアさ。 その中でも別格ともいえるのが鍛冶や裁縫でした。 そうしたスキルで必要となっていた細い糸やシルク、インゴット等が 必ずしもコツコツとした地道なトレーニングなしでも一応はスキルが昇級可能な 今時分ではどのくらい需要があるのかは少々気になるところですね。 フリルシアはこの後もそれはもういろんな出会いや出来事に遭遇し、 それらの体験を通してゆっくりと成長していくのですが、 そんな中でのちょっとした気分転換、といいますか、 この当時から、フリルシアは時々クマやヒグマの姿を求めて センマイやダンバートン南東へと足を運ぶといった行動を取る事があります。 これはその頃から染みついた習慣みたいなもので、 今でも特に理由もなく時々ふらーっとセンマイに行くことはあるのですが、 気が付けばクレイモアを両手にヒグマと戯れているフリルシアのイメージが 瞼の裏に焼き付いたような感じで、時々浮かんできちゃったりするのです。 プレイ目的が多種多様なマビノギで、特別こればかりやっていた、というわけでもないのですけど 自分にとってはこれが「今マビノギ遊んでる!」って実感できる 行為の1つなのかな、と解釈しています。 11年も続けばマビノギもやはり変わった部分も多く、 永らく親しんできた立場として、そんな変化したものの中で囲まれていると時に、 当時と変わらずにそこにあり続けてくれるものに触れて安心したい、 というのが実は根底にはあるのかもしれません。 そういう心理がこういった行為に表れているのかな、と。 11年目となった今でもその辺り、こうして気楽に付き合える点も含め、 私にとっては掛け替えなく今も昔も"ヒグマはともだち"だと思っております。 と、綺麗に(綺麗か?)まとめたところで、 月額有料サービス時代の課金切れ時の警告画面SSを最後に ひとまず今回の回顧録はおしまいにしようと思います。 記事にする上で何かしら使えそうなSS素材は残ってるかなあ、と期待してみたものの 思っていたほどではなかったのが本当に残念。 この当時はそこまでスクリーンショット撮影にはマメではなかったので もっと色々撮っておけばよかったなあと悔しさも募ります。 とはいえ、いざ記事にしてみたところ、会話の内容なんかはもうさっぱりですけど やっぱり当時体験してきたことは結構覚えてるものですね。 一気に懐かしさでいっぱいになりました。 11年目を迎え、なんだかんだできっとまだまだこの先も マビノギは続いていくんだろうなあ、とは思われますが、 皆様にとってのエリンでの思い出はどんなものでしょうか。 いつかこの地を離れる時が来たとしても、 「昔、マビノギと言うゲームでこんなことがあったんだよ」と、 昔話として思わず誰かに聞かせてしまいたくなるような― そんなミレシアン一人一人のストーリーがこうしている今も どこかで生まれているのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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