281079 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

FROM  NEW  YORK

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

NYのゆーみん

NYのゆーみん

Recent Posts

Category

Calendar

Sep 23, 2004
XML
カテゴリ:恋愛
最近、気になる人が会社に出来た。

違う部署にいるのだが、数週間前にエレベーターで初めて会話を交わしてから、何気に気になるようになった。彼は日本人に受けるタイプの、優しそうな格好の良いアメリカ人。毎日会社へ行くのが楽しみになった。

断っておくが、私は社内恋愛反対派だ。職場、それも企業では恋愛沙汰になった事はない。毎日顔を合せて仕事をしていれば、情が生まれて好きになった事は勿論ある。唯、その先は求めない。でも好きになるのは自由だし、ひとりでキャーキャーしていた方が、社外のオトコと恋愛して仕事が手に追えなくなくなるよりは良いと思っている。

そんな私、実は“Big Flirt”だ。日本語の上手い訳が思い付かないが、色目使い上手とでもしておこうか。私は物怖じせずに、どんどん人の輪の中へ入っていく。何かきっかけがあれば話し掛けて行く。言ってみれば人、特に未だ会った事もない人達と接しているが楽しく、面白いのだ。だから、会社の彼に会う度に声を掛けていた。

私の親友も私と同じような性格の持ち主。二人で一緒にいる時、道を歩いている人達が声を掛けてくる事や、私達が声を掛けて行く事が多い。そして私達は大のゴシップ好き。お互いの事を何でも報告し合う。だから彼女に気になる彼の事を話した。気になるオトコが出来る事で、オンナは変る事を賞賛する彼女は喜んでくれた。

「毎日会社に行く動機が出来たわね。」

数日後、いつものようにランチをブライアント・パークで食べていた。秋分とは言え、とても暑い日だったので、沢山の人が出ていた。いつものように私たちのレーダーが動き、自分好みのオトコを見つけては、キャーキャー言っていた時だった。

彼女: 「私たちって不思議よね。親友5年になるのに一度も同じ人を好きになった事ってないわよね。」

私:「好きになるタイプが違うからこそ、こうやって親友でいられるのよね。」

彼女:「でも同じ人をカッコイイ、キュートと思った事は何度かあるわよね。別に付き合う訳じゃなくてさ。」

私:「ねぇ、見て。あそこの反対側にいる眼鏡の彼、格好いいと思わない?」

彼女:「どこ? ああ、あそこの人? ああいうタイプ好きなの?」

私:「眼鏡かけてるんだったらね。ああ、そう。例の会社の彼の苗字はね、Bxxxxって言うの。」

突然、彼女が悲鳴をあげた。

「ブルックリンに住んでて、外国に住んだ事あって、・・・@!?%」

その先は悲鳴とも笑い声ともつかず、何を言っているのか解からなかった。

「知ってるの?」

笑いながら頷く彼女。

「寝た事あるの?」

「YES!! 何度も!! 大学の同級生よ!!!!!」

ここまで来ると私も悲鳴を上げている。

「ウソでしょ~? 付き合ってたの?」

「付き合ってはいなかったけど。覚えてる、5年前に同級生のオトコの子達が遊びに来て、家に泊まっていったの?彼その時いたわよ。だからきっとゆーみんもその時会ってるわよ!」

私も一緒に出かけたのを覚えていた。唯、彼の事は思い出せなかった。唯、世界の狭さに驚くばかり。そして何よりも可笑しかったのが、同じ人を好きになった事がないと話していた時に、二人の接点が偶然のようにあったのだ。それも思いもかけないところから!

こういうエピソード、実はよくあるのだ。

数年前よく遊んでいた友達が、数週間の出張で来ていた投資銀行家のオーストラリア人と出会った。遠距離恋愛ではあったが、彼のニューヨーク出張が頻繁にあった為、二人は付き合いだした。しかし、やはり遠く離れているとすれ違いも生じる。結局二人は別れた。

そして彼女は新しいボーイフレンドと付き合い始めた。その彼も投資銀行家。それが彼女のタイプのオトコ達だったのだ。そしてある日、彼女は新しい彼の会社とオーストラリア人の勤めていた会社が合併する事を知った。住んでる国が違うのであまり気には止めなかった。しかし、合併直後その二人がある会議で同席した事を彼女は知ったのだ。そしてそのオトコたちも。

私の親友も同じような経験を数回している。私たちシングルの生活はまるで「セックス・アンド・ザ・シティ」のドラマのエピソードのようだ。

会社に戻って彼にその事を告げると、彼もまた驚いていた。ひょんなところから旧友が再会することになった。そのきっかけを作った私。ただ、彼に対してのお熱はすっかり冷えてしまった。それは彼女と付き合った事があるからではない。

「彼、オトコとしてサイテーな奴よ。」

私達は可笑しさの余韻が未だ残って、会う度笑いが止まらない。本当に世界は狭い。どこでどう人と人が繋がっているか解からない。悪い事は出来ないとつくづく思った。

この大都会ニューヨークで、全く繋がりのない昔のオトコ達が私の知らぬところで出会っていない事を唯ひたすら願うばかりである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 24, 2004 02:02:52 PM
[恋愛] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

コメントに書き込みはありません。

Favorite Blog

福井の朝 New! いたる34さん

久しぶりです ulalan@さん

マウイは風の島、地… MihoKosmicさん

Skytrainの香港「起… skytrainさん
NY STREET ニューヨークストリートさん
★ハワイで暮らす日々… ジャスミンHAWAIIさん
人生をもっと楽しむ… 技術屋さん
とみぃのパープルニ… とみぃNYさん
マンハッタンで考え… ひまわり娘!さん
りりまぁ便り LILY@MAさん

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X