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❖ 北條不可思 "Song & BowzuMan”『歌うお坊さん』ブログⅡ・愚螺牛雑記 ❖

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2007/05/01
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  FUKASHI HOJO Audition version for material

"愚螺牛"

from  CD Album

『on the white road』

『眞信讃歌1』

『Seriousness & Dignity/真剣と尊厳』

北條 不可思 歌詩集 "愚螺牛"

◎遊牛の詩【1996年】 ©  FUKASHI HOJO

善人なおもて往生す ましていわんや悪人はなおさらだ 

oh my son  このメッセージが聴こえるかい

自由だ平和だ人権だと騒ぐ前に我々は何をしてる

oh my son このメッセージが聴こえるかい

毎日何かの命を喰らって生きてるくせに 人間だけが一番エライと講釈たれる

ねずみに勝利を渡す牛になりたい ねずみに勝利を渡す牛になりたい 

悠々と歩む牛になりたい

oh my son このメッセージが聴こえるかい

明日ありと思う心の浅はかな愚かな己の精神よ

 

oh my son このメッセージが聴こえるかい

福祉だ教育だ環境だと騒ぐ前に我々は何をしてる

oh my son このメッセージが聴こえるかい

毎日何かの命を喰らって生きてるくせに 人間だけが一番エライと講釈たれる

ねずみに勝利を渡す牛になりたい ねずみに勝利を渡す牛になりたい 

悠々と歩む牛になりたい

◎和国に生まれて【1993年】  © FUKASHI HOJO

和国という名の片州に生まれ 乳離るる頃にゃ弥陀佛と語る

人が泣いとる声おし殺し 銭と病に震えとる

泣けよ泣こうや わしらは自由 わしらの自由が 弥陀佛の願いじゃけん

縁があるんなら ちょいと一緒に歩こうや 

行くも行かんもあんたしだいよのう

船を出そうや陽の落つる処へ 乗るも乗らんも眞心ひとつよのう

和国という名の片州に生まれ 乳離るる頃にゃ弥陀佛と語る

◎EMPTY DREAM~儚き夢~【1998年】 © FUKASHI HOJO

冷たい雨が 心を叩く 彷徨う声は 儚く消える

さらば幻 さらば夢の後先

我が魂は 荒野を抜ける

喩えることの出来ぬものへ 身を委ねることを恐れない

夢は幻のように 儚き空言 心が麻痺る夢ならば 孤独を愛す

 

心に架かる 橋の袂で 「渡るべきか」と 思案に暮れる

進め旅人 悩める人よ 悪しき我が身を 忘れて歩め

喩えることの出来ぬものへ 身を委ねることを恐れない

夢は幻のように 儚き空言 心が麻痺る夢ならば 孤独を愛す

 

◎風は炎の如く【1995年】   © FUKASHI HOJO

夜が明けるまで 闇を見続け 熱き願いを 抱き続ける

青い三日月 水面を揺らす 涙の河にも 影を落とす

時は流れている 天地が揺れて そして 闇が破れた

風が炎の如く 舞いはじめて やがて命となって夕陽に融ける

 

言葉少なに 募る想いを 語り始めた 老いた詩人は

短い手紙 したため終わり 夢の余韻を 聞きながら眠る

時は流れている 天地が揺れて そして 闇が破れた

青草を食みながら詠い続けて やがて命となって夕陽に融ける

 

過去も未来もひと念いに 幻の人生に 終わりを告げる

求め続けた 愛が届き 願い続けた 夢は正夢

風が炎の如く 舞いはじめて やがて命となって夕陽に融ける

青草を食みながら詠い続けて やがて命となって夕陽に融ける

 

◎子守唄を聴きながら【1995年】 © FUKASHI HOJO

子守唄を聴きながら 眠りにつく幼子よ

母の手を握り締め 微笑を浮かべ

小さな寝息は 安らかな夢を 見ているようだ

人生の意味を いつか知るだろう

限りのある命 大事にしておくれ 願いを込めて

 

子守唄を聴きながら 僕も眠りにつこう

懐かしく 思い出す 手放しの愛を

大空が雲を包んでるような 大きな愛を 

 

眠れない夜は いつかの子守唄

暖かな声が 心に響くよ

闇夜を超えて

 

◎果たしなき旅【1997年】 © FUKASHI HOJO

雨に討たれ 風に吹かれて ただひたすら今を見つめて

悲しいこと 嬉しい事 すべてを超えた旅に出たい

飾りのない言葉で詠い 澱みのない瞳で語る

川の流れも海へとたどり ひとつの味にやがてはかわる

二度とは来ない 今日の日を わたくしらしく歩いてゆく

果たしなき旅は続く ありのままの姿で

二度とないこの人生を 歩いてゆく わたくしらしく

 

些細なことで怒りをおぼえ 自分の外に答えを求め

彷徨いながらあなたを探し 救いの船を待ち侘びてる

二度とは来ない 今日の日を わたくしらしく歩いてゆく

果たしなき旅は続く ありのままの姿で

二度とないこの人生を 歩いてゆく わたくしらしく

 

◎夢の旅人【1995年】  © FUKASHI HOJO

過ぎ去りし日々を 静かに見つめ

懐かしき風景の中に しばらく佇む

今よりは若く すべてを知ってた頃

究極の間違いは 自分を知らなかったこと

幻だったのか 夢見る旅人よ

地図に記した矢印は 今何処へ向かっている

果たしなく続く 時間の中心で

心は永遠の大地に生きている

 

水平線に沈みゆく 落日のときが

彷徨う難破船を 確かに導いている

分かれ道で悩み 立ち止まったとしても

焦らずに急がずに ゆるやかに時を待つ

幻だったのか 夢見る旅人よ

地図に記した矢印は 今何処へ向かっている

果てしなく続く 時間の中心で

心は永遠の大地に生きている

 

◎人間の価値【2000年】 © FUKASHI HOJO

人に生まれて来た事を 心の底から喜べるのか

傷つけ傷つく愚かさを 気づくこともないままに死んでゆく

哀れというにもあまりある 哀れというにも いと愚かなり

 

お役に立つのが良い事か 役に立たぬものはつまらぬ事か

人を裁く人にも終わりが来る 気づくこともないままに死んでゆく

哀れというにもあまりある 哀れというにも いと愚かなり

 

名誉や地位や財産を 貪るように追いかける

掴んだその手も朽ちてゆく 気づくことないままに死んでゆく

哀れというにもあまりある 哀れというにも いと愚かなり

 

ありのままを自我で捻じ曲げる あるがままに生きられぬ

生かされて生きてるおかげさまを 気づくこともないままに死んでゆく

哀れというにもあまりある 哀れというにも いと愚かなり

 

◎心の絆【1992年】© FUKASHI HOJO

さよならと手を振りながら後姿

消えるまで君の名前 心が いつまでも叫んでいた

本当の自分を探す旅を続け

明日が見えなくて 身構えた夜をいくつも数えた

何かが心の中で響いてる まわりを見渡しても何も見えない 何も聴こえない

夢か幻か それは 嘘か真実か

失うもの もう何一つなくなったとき

逸らさない瞳の奥の 澱みのない心は 永遠の絆になるさ

 

見えすぎた現実を 吹き飛ばす勇気

強がりと愚かさの狭間で へたり込んで失った

まごころと愛情と歴史を抱いて

心の絆を求めて この旅を続けよう

誰かが心の中を呼び起こす まわりを見渡しても何も見えない 何も聴こえない

夢か幻か それは 嘘か真実か

失うもの もう何一つなくなったとき

逸らさない瞳の奥の 澱みのない心は 永遠の絆になるさ

 

◎野の聖【1987年】 © FUKASHI HOJO

如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし

師主知識の恩徳も 骨を砕きても謝すべし  (親鸞聖人御作 恩徳讃)

 

人の心を喰い物にして こだわりあがく群れの中で

直面しているのは鏡の前の己だと 唯ひたすら足元見つめ

歩き続けているのは 心及ばぬ流れの中に身を委ねてるから

人の痛みが沁みるから 「偽れない」と心が叫ぶから

どうする事も出来ない己だと 唯ひたすら瞳を閉じて

歩き続けているのは 心及ばぬ流れの中に身を委ねてるから

 

すべてが夢さと片付けても 心が痛む時

それでも野を行く聖の後姿は 私にささやき続け

直面してるのは鏡の前の己だと 唯ひたすらに 足元見つめ

歩き続けているのは 心及ばぬ流れの中に身を委ねてるから

 

◎轍を見つめて【1994】 © FUKASHI HOJO

風が吹いて 時は流れ 時代は変わる

夢に生きた日々が去って ひとり佇む

涙を隠し 笑顔見せて 踊る道化師

旅の途中 力尽きて 涙を流す

歩いて来た道の轍を見つめ 帰る場所を思いながら旅を続ける

夢 幻の 儚いこの人生を あるがままに生きよう 今ありのままに

 

闇の中をかすかに揺れる 慈愛の灯

どんなときも輝いているのに 見える人は少ない

揺るぎ無い大地を求め 彷徨う心

空は深く 何も言わず 何も変わらない

 

進む道を迷うほどに 鮮やかになる

愚かしい自分からは逃げられないと

たった一度の与えられた人生だから

自分らしくめぐる日々を生きてゆくだけ

 

◎親父に贈る詩【1993年】 © FUKASHI HOJO

弥陀の教えを伝えて数十年 馬鹿にされる父を見た

「お前は本物の馬鹿野郎」 言われたままに手を合わす 

父は親様に護られて死ぬまで伝えてゆくだろう

流れて箱根を越えた時 本当は寂しかったのか

住み慣れた街を離れても 離れたままに手を合わす

父は親様に護られて 死ぬまで伝えてゆくだろう

ボロを着ては町中を 自転車乗ってチラシ持って

凍えるような顔をして 凍えた声で「ようこそ」と

父は親様に護られて 死ぬまで伝えてゆくだろう

今では心も落ち着いて 都会の冷たさ身に感じ

命の限りに声にして 弥陀の本願を伝えます

父は親様に護られて 死ぬまで伝えてゆくだろう

夢追い人と罵られ 馬鹿にされようとも 

君は独りじゃない 君は独りじゃない 

大いなるお方とふたり連れ

 

◎苦悩が喜びになる良き日に【1999年】   © FUKASHI HOJO

壊れた時計を 誰かがまた動かすだろうか

動かしてくれるのだろうか

あなたが今だ その場所にいることは 死を意味しないか

死を意味してはいないのか

しかしあなたが死を覚悟して その場所に居続けることが出来るのであれば

あなたはその場所で 永遠の命を手にすることになる

苦悩が喜びとなる良き日に

苦悩が喜びとなる良き日に


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Last updated  2007/07/06 01:42:50 AM



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