ふ～みんの愚痴ログ

また続きを書きます。


１９４５年、ソ連軍の進撃スピードは速く、反対に米軍の進駐はもたもたしていた。
ポツダム宣言の受諾から米軍のインチョン（仁川）上陸まで２４日、ソ連の対日宣戦
から３８度線への到達までは１７日かかっている。この速度だと、ソ連が朝鮮半島、
全部を征服してしまうことも、ありえないことではない。

ヤルタ会談でルーズベルトがスターリンに、強引に、対日参戦をたのみこんだ経緯上
３８度線を越えて半島全域ソ連軍の制圧するところとなっていたかもしれない。
ということは、北側が南北朝鮮をすべて支配することを意味する。
こうなった時韓国人は、いまより幸せであっただろうか。

韓国・朝鮮が二つに分割されたことは、この上なく不幸なことである。
そしてこのことについて、日本に重大な責任があることは否定できない。
しかし、この責任は、日本にだけ、負わしめるべきものだあろうか。

日本が、もっと早く、ソ連の対日宣戦以前にアメリカに降伏していたら朝鮮半島は
分割されることはなかったかもしれない。
でもその場合、韓国人が今の現実より幸福であったかどうか、その保証はどこにも
ないのである。
韓国人は、とかく不幸の原因は、ことごとく日本にあるといいたがる。
本当にそうか。
日本が、現実に別の行動をとっていたら、韓国人は、より幸福になっていただろうか。
われわれは多くの場合、いつでもこの根本的な問題につきあたらざるをえない。

つづく


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