fun fuan~ポンコツ女と不安障害の日常生活~

清水良太郎逮捕の件で父親のアキラさんが放った言葉。

『バカヤローって突き放したいけど···家族ですから。。』


すごく違和感を感じた。

家族だからこそ突き放すべきなのでは？
突き放すことができるのは家族だけ。
そこでまた甘やかすのは父親ではない。
突き放してこそ本当の父親、本当の家族じゃないのか?



私の父はギャンブル依存症でアルコール依存症なダメ人間。
休日も朝から明け方までギャンブル三昧だったから、父親の思い出がほとんどない。

父は5人兄弟の末っ子。
歳の離れたかわいい弟。
マザコンなかわいい息子。
跡継ぎのために籍を移してくれたかわいい跡取りの孫。


誰も咎めることなく、
突き放すことなく、
お金を貸してはギャンブルに注ぎ込み、
そしてまたお金を貸して···のダメ人間。


このままだとこの人は一生クズのまま、
自分がクズとも気づかずに死んでいくのが嫌だった。
自己破産を逃れるために頭を下げまくっていた母のありがたみを感じて欲しかった。


···家族しか突き放すことはできない。

徹底的に無視した。
家庭内別居状態だった。
土下座されても、そんなの見慣れてた。


兄はお人好しな性格。
姉は毎日デートで家にはいない。
母も結局父のお金の工面をして、これ以上苦しめたくなかった。

だったら自分しか突き放してあげられる人はいない。
自分さえ悪者になれば、いや、ならなきゃいけなかった。


争い事は嫌い。
平和主義者。
何事も丸くおさめたい。
そんな性格の自分を圧し殺した。

自分殺して、徹底的に悪者になった。
その反動でかはわからないけれど、
結果不安障害者になってしまった。

常に心の中で“これで本当に正しいのか？”と不安ではち切れそうだった。
人を無視したことも、突き放したこともないから不安だらけだった。
殺した本当の自分はその真逆のだったから。

でも自分で蒔いた罪の種を
今“不安障害”という罰として摘み取っているのかなぁ。




それほど家族を突き放すことは苦しい。
でも子どもに親がしてあげられることは
そういうことだと思う。




逮捕された清水良太郎は私よりもタメか一歳上。

····比べることはできないけど、自分って小さい頃から親の役目も演じてきたんだなぁとしみじみ思ってしまう。。

でも愛情不足で育った点では表裏一体なのかもしれない。。