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金曜日は7時まで開館しているので、アフター5に職場から徒歩10分余りの出光美術館へ行く。残り期間1週間となった美術館の開館40周年記念の名品選1を観る。見ものは多いけれど、個人的に面白かったのは、やはり手鑑『見努世友』の古筆と室町屏風。
特に屏風は構図やデザインの斬新さが予想以上で面白い。鏡のような金属の日月を嵌め込んだ工夫が目を惹く「日月四季花鳥図屏風」の松の幹の描き方に何だかニッコリしてしまう。雪舟筆という 「四季花鳥図屏風」も、墨絵のイメージとは全く異なる色鮮やかな花鳥は精密に生き生きと描かれているのはもちろんだけれど、竹や蓮の描き方など構図がとっても大胆、現代の眼で見ても全く古さが感じられない。水中に獲物を見つけたと思しき翡翠の姿にも緊張感が感じられてよかった。 「伴大納言絵巻」を見られなかったのは残念ではあったけれど、これは秋の展示会の愉しみにとっておくことにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月10日 00時53分36秒
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