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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
ブルグミュラー25番練習曲といえば、小学生の頃にお世話になった、実に懐かしい曲集。実家の父に、「ブルグミュラー25番とツェルニー100番を練習するので、お手本として各曲を録音してくれないか」と依頼され、今再びブルグミュラー25番の楽譜をわざわざ購入したのである。
何故、昔使った楽譜を使わないかって?私がぼろぼろになるまで使った懐かしき楽譜は、実家で父が使っていて、私の手元になかったからだ。そうしていざ購入した楽譜を開いてみると、「おや?」 各曲のタイトル欄をみて、首を傾げる。記憶に残っている曲名(邦題)とは何かが違っているのだ。特に好きであった12番「さようなら」も、今、手元にある新しい楽譜には「別れ」と書かれているではないか。 原題の和訳が、今と昔で異なっているのか、それとも監修が変わって邦題まで変わってしまいのか、それは分からないのだが、ちょっと気になったので、曲名いまむかしなんぞを調べてみた。 ブルグミュラー25番練習曲(全音版) タイトルが異なっているもののみ掲載 昭和50年前後使用 → 平成16年購入版 3.牧歌 → パストラル(牧歌) 4.こどもの集会 → 小さなつどい 7.清い流れ → 清らかな小川 8.優美 → 優しく美しく 9.狩猟 → 狩 (かり) 12.さようなら → 別れ 13.なぐさめ → コンソレーション(なぐさめ) 14.スティリアの女 → シュタイヤー舞曲 16.小さな嘆き → ちょっとした悲しみ 17.おしゃべり → おしゃべりさん 18.心配 → 気がかり 21.天使の声 → 天使の合唱 22.舟歌 → バルカローレ(舟歌) 23.帰り道 → 再会 25.貴婦人の乗馬 → 乗馬 基本的には類似しているが、23番の「帰り道」と「再会」はどうみても意味が違うような?ちなみに原題はLe retour。25番の「貴婦人の乗馬」は、ただの「乗馬」に。貴婦人はどこへいってしまったのか? 私が小学生の頃は、この「貴婦人の乗馬」を発表会で弾く人も多くいたのだが、今はブルグミュラーを発表会の曲として選択する人も少ないのだろうか。で、12番「さようなら」、これは今弾いても、なんだかせつない気持ちにさせられる。 というわけで、しばしノスタルジックな気分にさせられたのであった。 ---------------------------------------------------- 本日の練習メモ ●ハノン #24~30 各2回ずつ。 ●ツェルニー40番 #01~06 テンポ75でノーミス・・・これはなかなか難しい。よし、やるぞ、と気合いをいれればいれるほど、何処かで必ず1箇所はミスしてしまう。一度でもミスする限りは次には進めない。 ●ツェルニー30番 #01~06 指定テンポで挑戦。あと1日程度練習すれば勘も取り戻せるか? ●ドビュッシー「グラドゥスアドパルナッスム博士」「パスピエ」 昨日に引き続き、曲の仕上げに取組中。 ●チャイコフスキー「舟歌」 中間部の盛り上がり部分を中心に練習。他の部分はゆったりと歌い上げられるように気をつけながら弾く。 ●メンデルスゾーン無言歌集「狩の歌」「ベニスの舟歌」 ここまで練習したところで左手に疲れがみえてきたため、2回ほど通しで弾いてストップ。 ●ブルグミュラー25番 #01~25 小学生の時点で全て弾いた訳ではないが、弾いた記憶がない曲もとりあえず所見で弾いてみる。左手の負担を考慮すると、たまにはこのような曲集を弾くのも良いか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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