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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
クリスマスが近いということで、シベリウスの「樅の木」に加えて、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」も期間限定で練習しようと、譜面を久々に開いてみた。実はこの曲、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象になった時代に楽譜を買って、少しだけ練習していた時期がある。(何かと話題となったエヴァンゲリオンだが、作品のなかでクラシック曲が多く採用されており、「主よ、人の望みの喜びよ」をはじめとし、特にバッハの曲が多く使われていたのだ。)
と、まぁそれはさておき、おごそかな気分で弾き始めた「主よ、人の望みの喜びよ」であったが、譜面を追いながら弾いていると、指が勝手に記憶しているものと、今、目の前の譜面情報が明らかに異なっているではないか。それも何カ所にもおよんでおり、「まいったなぁ・・・」と、ふと当時を振り返る。 あの当時、まさか将来にピアノを再開しようなどとと考えていなかったせいか、譜面を適当に読み、適当に弾いてしまっていたらしい。それこそ、ある程度旋律さえ把握できれば良いのだ、なんて思いながら。だから、和音が1音追加されていたり、逆に2音ほど足りない、だから横のつながりが妙に変だったりしている。 「おいおい、勝手に編曲してはだめじゃないか」、過去の自分を叱りとばすしかない。そういえば、長らくバンド活動をしていたせいか、耳でなんとなく聴いた音楽をそのまま頭のなかで解釈して弾いてしまう癖もついていたため、よけい、譜面をきちんと読むことをしなくなっていたせいもあるのかもしれない。いや、そんな言い訳は見苦しいが。 それにしても、譜読みを手抜きしたツケが、こうして年月が経った現在にやってくるとは思いも寄らなかったのであった。結局、1から譜面を読み直す羽目となり、とてもクリスマスに気持ち良く弾けるような状態ではなさそうだ。 さぁ、年末まで残りわずか。年賀状も書いていないし、そろそろ掃除も少しずつしておかなければならないし(といいつつ、毎度年末に慌ててするような状態)、税務関係の書類もまだ途中のままだったりと、日々のピアノ練習時間を確保しづらくなってきそうだ。逆にピアノの練習をしていたから、他の事が出来なかったなんて言われるのは悔しいので、・・・残る手は睡眠時間を減らすしかないか? ---------------------------------------------------- 本日のピアノ練習メモ(定例) ●ハノン #21-22,#29-30,#39 #21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回 #29-30を続けて繰り返し2回。 #39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその5))2往復ずつ弾く ●ブラームス51練習 #17,18ab,(4-5指強化の為)#9ab,#5(指を広げる) #17、3回繰り返し #18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し #09ab、各指を広げる運動、3回往復 #05、オクターブ移動訓練、2回往復。なかなか進行に慣れない ●ツェルニー30番 #25 #25、つまずくことなく弾いているものの、まだ音ムラあり。強弱を自然に表現できるように。 ●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04 #01~03、おさらい #04、テンポ四分音符100で繰り返し練習。(手の冷え加減で本日の進行具合が左右されてしまう情けなさ・・・) ●バッハインヴェンション #01~#13 #01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。 #12、昨日に引き続き歯切れ良い音で弾けるように練習。指定の強弱でメリハリをもたせよう。 #13、かなりまとまってきたが、まだミスタッチする箇所があるので集中力を保って弾くこと。 ●ショパン エチュード Op.10,25 Op.10-01、テンポ四分音符110で繰り返し練習。また、リズムを変えて跳躍練習。 Op.10-04、テンポ四分音符110/115/120で通し練習。その後、39-46小節の重点練習。 Op.10-12、CDを聴きながらペダル使用研究をしてみる。その後、15,16小節、25,26小節、65~最終小節までを部分練習後、通して数回。 Op.25-02、リズムを2パターン変えて右手の練習。 ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」 プレリュード、通し練習2回。 メヌエット、通し練習2回。 月の光、左手アルペジオは正確に弾くこと、曖昧に弾いてお茶を濁している感があり。 ---------------------------------------------------- 本日のピアノ練習メモ(冬期限定?) ●シベリウス 「樅の木」 舘野泉氏のCDが本日届いたので、まずは聴きながらイメージを膨らませる。主題部の旋律、16分休符の解釈の仕方が以前聴いたヴィータサロとは異なっており、はてはて、どちらを採用しようか。 ●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」 これもまた舘野氏のCDを聴き、これを目標に頑張ろうと思いきや、予想以上のアップテンポにショック。前半部がどうしても上手く弾けないまま数日が経ってしまった。もう少しこの曲にかける時間を増やすべきかもしれない。 ●バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」 クリスマス近しということで、実に久々に弾いてみたのだが、望みの喜びどころか、絶望を感じる有様。勝手に編曲してはだめだ、と自分に言い聞かせ、譜面を1から見直し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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