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カテゴリ: 読書レポート
あぁ、ピアノの練習がしたいのに出来ない。というのも、先日の台風の影響で、なんと家のテレビアンテナが傾いてしまい、それを修理しに昼過ぎから工事の方々がバタバタと作業中。とてもとてもピアノを弾いている場合ではなさそうだ。そういえば、どうも最近テレビの映りが悪いと思っていたのだが、アンテナが大きく傾いていることに気付いたのは、なんと大家さんであった。私ってなんて呑気なのか。
というわけで、そんな時間を利用して、先日9月13日発売になったクラシック音楽漫画「のだめカンタービレ」第13巻を読み直してみる。 13巻のポイントをほんの軽くだけ書いておこう。まだまだ続くパリ編。折角オランダから千秋が戻ってきたのに、ノエルの日は何故か千秋は待ちぼうけ。ぶち切れた千秋はなんとのだめに別れを突きつける(ってこのふたり、つきあっていたのか?)。まぁその後どうなったかは読んでのお楽しみ。というわけで、千秋にもなんとか常任指揮者の仕事が舞い込んでくるが、これもハチャメチャな状態で一体どうなることやら。更にパリにはあののだめを深く深く落ち込ませたピアニスト孫Ruiまでやってきて、もうこの先どうなるの? ・・・・・・・・これじゃさっぱりわからないか。しかし、かんじんなところはしっかり読んでもらうに限る。 今回のなかで、私が思わずニンマリしたところといえば、のだめがバッハの平均律の勉強をしているなかで、「バッハの練習には弾き歌いが効果的である」話が登場したことだろうか。つまり、4声だったらソプラノを歌いながらアルト・テノール・バスと各声を弾く、それを各声ごとにやっていくのだ。これは、以前この界隈でも話題になった内容だ。 インヴェンションなども、上声を弾きながら下声を歌う、またその逆をしてみたり。これで各声の流れが非常によく把握できる。そういえば最近、バッハの弾き歌いをすっかり怠っていた。しっかりやらねば・・・ というわけで毎度お馴染みの登場曲をあげてみよう。 ・バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第2巻」第14番ヘ短調BWV883 ・賛美歌第二編219番 ・ショパン:ノクターン第8番 Op.27-2 ・バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第2巻」全曲 ・プーランク:「ピアノ・オーボエ・バッソンのための三重奏曲」FP43 ・リムスキー・コルサコフ:「スペイン奇想曲」 ・ドビュッシー:交響詩「海」 ・リスト:「超絶技巧練習曲」 ・ラヴェル:「ボレロ」 ・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」 あぁ、バッハの平均律の文字を見る度に、弾きたい度は更に更に上昇中。5月に発売された12巻のレポート日記でも、同様のことを書いていたため、私はあれから全く進歩していない・・・ということか。 そうそう、のだめカンタービレ第13巻の初回版には、なんとCD BOOKのおまけについていたものと同様のキャラコレしおりがついてくる。ニコニコしながらいざ本の間に挟まったしおりを見てみると 「の、のだめ!」 であった。CD BOOKは偶然にも千秋のしおりがついてきたので、これでのだめ&千秋のしおりが揃ったことになる。 でも心のどこかで激レアミルヒーのしおりを期待していた私って・・・・ また、この秋にはのだめカンタービレ関連商品が目白押し。 9月22日には千秋真一&R★Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」のCD発売。 そして10月にはのだめカンタービレキャラクターブック発売。 11月には来年度の卓上カレンダー発売。 なんか・・・すごい勢いで盛り上がっているような気がするのは、私だけではあるまい。 こうしてクラシック音楽は更に更に身近な存在になっていくのか。 一般人に「音楽に携わる者は奇人変人が多い」と思われていくのか。 おっ、そろそろアンテナ工事が終わるらしい。ようやくピアノの練習が出来るかな。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ おっと、のだめカンタービレについてはもうひとつ書かねばならぬことがあった。このサイト内でも一時期ぽつぽつと話題にあがった「のだめカンタービレ」テレビドラマ化の話、今年の10月からTBS系で木曜だったか金曜の夜22時から放映開始で、既にキャストも決定済みといった実に具体的な話は、ほどなく作者である二ノ宮知子さんの方からきっぱりと否定コメントが出されたらしい。つい最近まで知らなかった私は、ちょっと情報に取り残され気味か。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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アンテナでテレビを見ていた時代が懐かしいです。我が家はケーブルテレビというかケーブルテレビがないとまともま番組が見れません。チャンネル数が多いのは有難いですが毎月5千円ほど払います。子供の頃はまさか将来テレビを見るのにお金を払う事になるとは考えてませんでした。
のだめの13巻は10月1日に野球に行くのでその帰りに紀伊国屋で買います。 (Sep 15, 2005 04:16:04 PM)
のだめワールド、かなり盛り上がってますよね~。キャラクターブックまで出してくるとは、本当に大人気作の仲間入りですよね。私は22日発売のCDが楽しみです!
(Sep 15, 2005 04:33:11 PM)
私は菊地くん、真澄ちゃん・・・と曲者続きですよ、キャラコレしおり・・・キャラクターブック買ったら、今度は黒木くんあたりが出てきそうな気がする・・・
(Sep 15, 2005 11:48:59 PM)
Tantrisさん
>アンテナでテレビを見ていた時代が懐かしいです。我が家はケーブルテレビというかケーブルテレビがないとまともま番組が見れません。 我が家もケーブルテレビを検討した時期もあったのですが、毎月の料金ってまだかなりお高いですよね。あれがもう少し安くなってくれないとなかなか踏み切れない状態です・・・。最近じゃインターネットパックとかいって、ネット接続も可能なケーブルテレビもかなり多いのですが、我が家で使用するには制限が多すぎて使いモノにならないため、結局アンテナで頑張ってます(^^;;; >のだめの13巻は10月1日に野球に行くのでその帰りに紀伊国屋で買います。 相変わらず大爆笑なエピソードが満載ですので、是非楽しみにしていてくださいね。 (Sep 16, 2005 12:35:46 AM)
会長0804さん
>キャラクターブックまで出してくるとは、本当に大人気作の仲間入りですよね。 のだめの人気ってかなり以前からと思っていたのですが、ここのところ、かなり加熱していますよね。キャラクターブックの類も人気の定着化を感じさせます。 >私は22日発売のCDが楽しみです! もうすぐですよね(^^)。それにしても、まさか千秋真一の名前でCDが出るとは、ホント思いも寄りませんでしたよ。千秋の指揮ぶりを徹底追求し、オリジナル録音されているようですものね。かなり期待大です。この調子で、今度はのだめCDデビューか!!(なんて話があったら面白そう・・・) (Sep 16, 2005 12:59:18 AM)
alice liddellさん
>私は菊地くん、真澄ちゃん・・・と曲者続きですよ がっちり脇を固めてるって感じですね。 11月発売の卓上カレンダーには、プリゴロ太とマングースともじゃミの3点セットしおりがつくらしく、だんだんしおりコレクションをしたい気持ちが強くなってきてしまったデスヨ。でも同じ本を何冊も買うほど、懐には余裕ありませんし・・・・ (Sep 16, 2005 01:05:18 AM)
今日も本屋さんで探してみました。
私の行く所、紀伊国屋とか大きい所でも、13巻しか置いていなくって、いきなり13巻はと諦めてお店を後にしています。 本当に遅れている~です(笑) さすがに本屋さんもスペースがないんですね。きっと。 (Sep 17, 2005 12:20:27 AM)
バッハの歌い弾きですが、ピアノ再開後のK師匠になってから聞いて、「そういう学習法があるんですね。」と納得させられました。
ぴあ空子供時代は、「とにかく弾いて弾いて弾きまくれ!」で教わっておりましたので。(^^;) 「のだめ」の中で学習法を教えてもらえる時代。いやはや、ありがたいデス。 (Sep 17, 2005 07:37:32 AM)
ゆか(ゆかちん)さん
>私の行く所、紀伊国屋とか大きい所でも、13巻しか置いていなくって 最近、テレビの特集などでも結構取り上げられるため、なかなか他の巻の入荷がままならない可能性もありますね。ようやく我が田舎町である地元でも平積みコーナーで全巻揃って置かれるようになりました(^^) でも発売日翌日に出向くと売り切れてしまい、なかなか入荷しないなんて事も多々あったり。 そういえば、私がたまに足を運ぶ楽器店の楽譜コーナーに、のだめが全巻並べてあったのには、ちょっとビックリしちゃいました(^^;;もしかしてそのお店はちょっと異色なのかもしれません(が、嬉しかったりします) 確かにいきなり13巻からよりも、是非1巻から順を追って読まれるのが良いと思います、特にあの漫画は1巻の導入部が大切だったりしますしね。 (Sep 17, 2005 10:45:45 AM)
ぴあ空さん
> バッハの歌い弾きですが、ピアノ再開後のK師匠になってから聞いて、「そういう学習法があるんですね。」と納得させられました。 私もこの練習方法はピアノを再開して、しかもブログ情報から知ったことだったりします(^^;だからピアノを再開しても、こうしてネット上に出没しなければこの練習法は永遠に知らなかったかもしれません。 > ぴあ空子供時代は、「とにかく弾いて弾いて弾きまくれ!」で教わっておりましたので。(^^;) あはっ(^^;とにかく感覚で覚えろといった感じでしょうか。各声ごとを別々に弾く、ということはされていましたでしょうか。私の先生は、各声の特に「主」となる箇所を大きな丸で囲ってくださった跡が楽譜にしっかり残されています。 各声の横の流れをつかめ、という点は昔から理解はしていたのですが、さすがに「歌え」はありませんでしたねぇ(^^;;; > 「のだめ」の中で学習法を教えてもらえる時代。いやはや、ありがたいデス。 作曲家の先生が監修にあたっている箇所も多々ありますし、漫画から得られる知識って実は幅広かったりしますものね。我々の親の世代は「漫画なんて」と馬鹿にしていました者も多かったですが、音楽好きな方には年関係なく読んで貰いたいなぁと思う今日このごろです(^^) (Sep 17, 2005 10:56:11 AM) |