村上春樹さんの短編を読み返してみようシリーズ 第125回「女のいない男たち」 シャーロック・シーズン4
おはようございます、ひなこです。暑くて寝られず、早朝に登場。気分は、「眠り」の主人公の女性のようですねえ。今日の短編は、表題作の「女のいない男たち」です。夜中の1時過ぎ、知らない男から、「先週の水曜日妻が自殺しました。なにはともあれあなたにはお知らせしなければと思って電話しました」と言われます。その女性の名は、エムと呼ばれます。彼女とは14歳の時に出会った。本当はそうではないのだけれど、そのように仮定したい。という、わけのわからない展開です。ストーリーらしきものもありません。でも、読めてしまいます。さすが、あっぱれです。これで、村上春樹さんの短編シリーズ終了です。と言っても、いつも本とは関係ない話ばっかりしてたんですけどー。次は、シャーロック・ホームズシリーズでも始めましょうかね。ホームズと言えば、今英国では、「シャーロック・シーズン4」絶賛放映中です。(元旦から始まった)http://my.plaza.rakuten.co.jp/diary/update/public/?d_date=20170118&d_seq=0BBCのHPで動画が見れるようになっていたので、太っ腹!とクリックしたら、「英国内でのみの視聴になります」って出てきました。オーストラリアでは、STANってとこで見れるらしいです。ポール・ウェラーが死体役で出てるらしい!シドニータラレバおばさん化しそうになりましたが(「都落ちしないでロンドンに住んでたら見れてたのにな」)、ネットに動画が上がっていたので、早速じわじわ見たいと思います。これは、ひなこのお年玉ですねえ。やっぱり、「シャーロック」面白いですよ。俳優陣の演技も素晴らしいですし。そういえば、「走ることについて・・」の中で、村上さんが東京で行かれているジムで筋肉マッサージを担当されている女性という方がちらっと登場します。「青豆!」と思ってしまいました。何から何まで、青豆そのものというわけではないでしょうが、こういう職業の人に設定するというところで、ちょっとは参考にされているのではないでしょうか。有能な水泳のコーチ(こちらも女性。奥様からの紹介)も登場しますが。そして、本のタイトルは村上さんの愛する作家、レイモンド・カーヴァーの「愛について語る時に僕らが語ること」からきていて、無断でパクったわけではなくて、未亡人のテス・ギャラガーさんからきちんと許可を得ているそうです。編集者は、岡みどりさんだったそうです。あとがきに彼女への謝辞が述べられていました。では、最後ということで、ひなこの好きな短編セレクションを作ってみました。寒い編「氷男」「彼女の町と、彼女の緬羊」外国の情景編(誰かが旅している編)「我らの時代のフォークロア」「タクシーに乗った男」「レキシントンの幽霊」「タイランド」動物編(猫、羊男、猿、鳩など)「ふわふわ」「チーズケーキのような形をした僕の貧乏」「図書館奇譚」「ことわざ」若い頃を振り返る編「めくらやなぎと眠る女」「午後の最後の芝生」「四月のある朝に100%の女の子に出会うことについて」「沈黙」その他「トニー滝谷」「どこであれそれが見つかりそうな場所で」「雨の日の女 #241・#242」「眠り」では、ご機嫌よう!