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2005年09月21日
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カテゴリ:映画・読書

 オール・アバウト・マイ・マザーは
 さまざまな母についてのエピソードである。

 息子を亡くした母 の夫はニューハーフであったし、
 息子の死後 関わることになった大女優の
 娘は、麻薬中毒になっていた。

 亡くなってしまう息子 と その母。
 そのニューハーフの父親は、
 別な女性を妊娠させ、消えてしまうが、
 彼女にはエイズがうつってしまっていて、
 出産後亡くなる。

 その女性の父親は既に痴呆が進んでいて、
 娘のこともわからない。
 娘の母親は 
 その父の世話で疲れきっている部分もあって、
 娘が自分の行き方を選ぶのを受け入れられなかった。


 最近 映画やドラマを見るたびに思う。

  支配 という意識もなくて、
  他人を思い通りにしようとする人々の多いこと。

  過去の栄光や 傷から逃れられない人々。
  人間関係から逃げたり引いていこうとする人々。
  そして
  ちゃんと関係を作ろうともがく人々。

 一人の人間の中にも、いろいろな場面があり、
 時期があり。
 そうやって物語はできていくのである。

 物語の終盤に登場したニューハーフの「父親」は、
 美しい顔で、子どもの写真を見ながら泣きじゃくる。


 この映画には、まともな男は出てこない。
 もちろん父親らしい父親も一人も出ていない。

   母だけがいる。母性だけがある。
   生きていたら息子が書いたかもしれない物語を
   彼を亡くした母が生きていく。


   自分の母を思い、
   「母」としての自分を思ってしまう。






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最終更新日  2005年09月21日 21時02分27秒
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