「すぐには効かない」は誤解
漢方薬はすぐには効かないは、誤解です。・・・・・証を知り、正しい薬を選べば、漢方でも特効薬になります。
「漢方の材料は、動物の骨や化石も一部には使われますが、ほとんどは、植物性です。穏やかに作用するから、胃腸の弱い人でも飲むことができます。」
とはいえ、もちろん漢方薬にも副作用はあります。
「自分に合っていない薬を間違えて飲めば、胸がむかむかしてきます。でも、吐いたり、下したりして出してしまえば、それで終わり。副作用が続くことはありません。」
いろいろ飲んでいくうちに自分に合った薬が解ってくるといいます。
『漢方は、即効性がないと誤解されがちですが、そんなことはありません。風邪など急性の病気なら1,2日、6ヶ月以上なおらない慢性の病気でも、2週間で何らかの効果が現れるはずです。』
効果が出ないようなら、薬が合っていないと考えられる。
「現代医学では、45歳以上は老人です。老人性と名の付く病気や症状は、治療法がないとされることもしばしばです。そういうときこそも漢方を試してみてください。漢方を知ることで、気持ちも体も若々しくいられるはずです。」
山之内慎一さんは、このようにおっしゃっています。
-「漢方・ツボ・薬膳」でからだ元気生活-クロワッサン 特別編集完全保存版から-