末期の乳がんで、余命1年と宣告された女性カメラマンが、生きた証を残そうと京都のギャラリーで写真展を開催しています。
展覧会概要 |
名称 | 中山万里写真展 「空地への感謝28+1」 |
会場 | Sfera Exhibition (スフェラ・エキシビション) →地図 |
会期 | 2007.11.23 Fri ~12.30 Sun →1月8日まで(今日の放送で)
11:00~20:00 水曜休、最終日17:00まで |
主催 | Sfera Exhibition |
空や雲や太陽、大地 - 誰の手にも届かない、誰の力も及んでいない光景。
ミュージシャンらのCDジャケット・ライブ・音楽雑誌などの撮影を中心に活躍する一方で、人知の及ばない自然へと目を向け、感じ、切り取った世界。中山の手を経てひとつの作品となった"風景"は、はっとするような色のコントラスト、造形のユニークさ、美しさを見せつける。
余命一年と宣告されて一年が過ぎ、
そして、七ヶ月経った。
今、わたしは病院の中で今まで体験したことのない
自分の生命との対話に感動しています。
静かな病院に流れる単調な鼓動の音に耳を澄ますと
すべての命が育むためにつながっている宇宙の愛の音が
光のキラメキとなって聞こえます。
そして、わたしのファインダーに写る光景は
深い感謝と賛美につつまれて、
みんなと分かち合う"永遠"への移行に向かっています。
すべてにありがとう。
わたしは生きて愛を伝えたい。
アイラブ☆サンキュー
中山 万里
中山さんは、乳癌で左胸を摘出したにもかかわらず、ガンが全身に転移していることが解り、「余命数ヶ月」と医師からの宣告を受けました。
しかし、一度はあきらめたカメラを手にして、「自分のやり残したことは何か」と考え、「自分がファインダーで見ているものを見せたい」 と、友人の協力をえて、写真集「空地への感謝」を発行したり、写真展を開催しています。(毎日放送TV-VOICE)
「空雲の海から差し込む太陽の光、
空を赤く染める夕日
可憐に咲く1輪の花
明るい輝きを感じます。」
「朝日・夕日に照らされる空の写真、
写真は映像と違って『瞬間』じゃないですか。
特に朝日とか夕日とか、空って
一瞬のヒカリで変わる。
本当の瞬間に凝縮されていて
瞬間の中に永遠がある。」(中山)
私も、青空や夕焼けの空が大好きです。最近はカメラを手にするようになり、機会があるときには、よく空にカメラを向けるぐらいなので、共鳴することがあります。
中山さん、がんばってください。
![](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fwww.sada-st.com%2Fasahi.culture%2F07-8%2Fkato22.jpg&b=2f3a4e44854dfc55e2ed711be4a33ad5)
神戸港斜陽(by katou)
朝日カルチャー写真インターネットギャラリーより
http://www.sada-st.com/asahigallery.htm
中山万里 Mari Nakayama
写真作家。1970年兵庫県尼崎市生まれ。大学在学中に株式会社アイ・エヌ・ジー伝達研究所を設立。イベント企画、編集、デザインを経た後、広告代理店に勤務。1998年、松濤スタジオを経てフォトグラファーとして独立。多くのミュージシャンのCDジャケット・ライブ・音楽雑誌などの撮影を中心に活躍。2001年、天と地を賛美する思いから「空地への感謝」シリーズとして風景を撮り始める。2004年、乳がんの告知を受け、現在は自宅で治療しながら、イベントやラジオ、テレビ、雑誌などにて「感謝」「永遠の生命」についてメッセージを発信し続けている。
公式サイト http://marinakayama39.com/
中山万里INFORMATION
http://mari39-information.blogspot.com/2007/11/in.html
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