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2006.03.30
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カテゴリ:ニュース・時事
先般から報道されている在上海日本総領事館の館員が自殺した問題について。
どうやら自殺をする直前に書かれた遺書が残されていたらしい。
その内容は中国側が機密次項を執拗に要求する様もあり、
更には館員を取り込むために書かれた中国語の文書もあるということで、
「当局は関係ない」とする中国の発言を真っ向から否定するものとのこと。

そもそも各国に大使館や領事館を置くのは、パスポートを紛失した人を
救済することが目的ではなく、一歩その敷地に入ると治外法権になることから、
スパイの活動拠点として都合がよいためである。
(もちろん、文化交流や外交の場などにも使用される。)
冷戦時代から平和ボケの日本は「スパイ天国」と呼ばれているくらいだ。
そして、スパイが集めた情報は電信官によって暗号化され本国へ送られる。
つまり、ほとんどの情報をこの電信官は見る事になる。
今回、お亡くなりになった館員はその「電信官」。
中国政府の諜報員が電信官に目を付けるのも当然と言えよう。
日本がどれほどの諜報活動を在上海日本総領事館をプラットフォームに
行っていたかを知る術は無いが、アメリカが脅威と捉えている中国だけに
CIAとの共同ミッションを行っていたかもしれない。
もしかすると日本人のCIA職員を館員として扱っていたかもしれない。

戦争と聞くと爆弾を落として人を撃って、そんなイメージな報道ばかり。
その戦争に勝つためにはまず、敵国の情報を得ることから始めなくてはならない。
逆に、戦争を回避するために情報を得るケースも多々あるだろう。
それらの情報を得るためにアンダーグラウンドで行われるのが「諜報戦争」。
そんな彼等の活動によって世界のバランスが保たれている部分は間違いなくある。
諜報員は名前も無く、常に身分を偽り、死んでも新聞にすら載らない。
しかし、それは諜報戦争と言う戦争の中での作戦行動によるもの。
今回のケースは直接の諜報員ではないが、現場の人間の死である。
立派な作戦行動中の死"Kill in Action"ではなかろうか。

遺書には「日本を売らない限り私は出国できそうにありませんので、
この道を選びました」とあったようだ。
直接、諜報活動に関わっていなかった電信官とは言え、
結局のところ国のために自らが命を絶ったこの死を日本国民として厳粛に受け止めたいと思う。
政府が殉職者と認めることができないのも解る。しかし、
今回の死を「殉職」と受け止めている者がいることを本人とその遺族に伝え、
感謝の気持ちを伝えたい。





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Last updated  2006.03.31 13:33:04
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