家族でハゼ釣り大会・・(めばるingに向けて・・)
とうとう 壮大な計画がスタートした・・家族で めばるingをやるのだ・・しかし この時期 まだリールの使い方もよく知らない 妻や子供らがメバルをいきなり 釣れるとは思えない・・いきなり ボウズでは 「 もう いかへん!」と言われるに決まっているし わしにもストレスが溜まってしまう・・( 季節的に まだ難しいのだ・・) それでは せっかく苦労して オークションで揃えたタックルがパーになってしまうではないか・・( もう 小遣いが全部なくなったぞ・・)「 小あじを ルアーで釣るか?」「 11月まで待って わしが爆釣を確認してから 連れて行くか?」・・と 悩んでいると ちょうど 「めばるing」の掲示板に pockinさんよりハゼが ルアーで良く釣れるとの 書き込みがあるのを見つけた・・「 これや・・これやがな・・」そう・・ わしは10年ほど前 一時ハゼ釣りに凝ったことがある・・あのときは ちょいなげ天秤に 石ゴカイを付けて投げるとハゼに 黒鯛 ヒイラギにフグ ガッチョに キス カレイ など多彩な魚が よく釣れたものだ・・それに 釣れたハゼをでかいスズキが がばっと 食ってラインが切れたりもしたなあ・・場所も 敦賀の庄の川の河口で 近いし 足場も良い4人で 河川敷に 自由に陣取って 釣りができるだろう・・季節的にも 今は ハゼ釣りは絶好調のはず・・「 しかし 現在もハゼは 釣れているのじゃろうか?・・」ということだけは 気になる・・「 ま・・釣りは やってみんとわからんし・・」そういうわけで わしは この1ヶ月 せっせと日夜 yahoo!オークションで家族のタックルを準備し いそいそと ルアーを買い揃え ラインを巻きさらに リーダーを結んだ・・ラインには みな平等に 感度重視でPEラインを選択した「 これ以上の装備はあるまい・・」釣行前夜 家族に 自分で釣れると思うルアーを選ばせた・・もちろん ハゼの 習性 食性については ちゃあんと説明したその結果 妻は小ザリガニ型 「パワーホッグ」 たつとは「ママワーム バチ」もなみは 「ミートネール ブルーギル」を選んだ・・わしは pockinさんの書き込みに書いてあった 「テキサスリグに 極小クランク」を試してみることにした・・これで釣れたら ムチャうれしい・・今夜は 大雨らしいが 明日の天気は晴れと曇りらしい・・これなら 明日は少し増水して ささ濁りのええ状態ではないじゃろうか?・・と 安らかに 早めに眠りについた・・翌朝 わしはAM6:00に起床ストレッチと 筋トレと サンドバッグをこなし 資源ごみ当番に出かけた・・9時に帰宅し 妻ともなみの作った弁当を車に積み込み いざ出発した( たつとは クイックルワイパーで 各部屋の掃除をしたらしい・・)1時間で 敦賀に到着・・庄の川は 荒れていた・・まずは 潮が逆流しており 波がザンブザンブと 河川敷を洗っており足場がない・・風が 大変強い・・ハゼ釣りの 釣り人が 3人ほど見えるので いちおう釣れるのだろう・・足場がないので 10年前のポイントには入れず 対岸の 波の被らない場所に まずは陣取った・・のべ竿の先客が一人いたので 様子を聞くと「 ぜんぜん・・ まだ1匹だけ・・」とのこと・・「 これは 苦しい闘いになりそうやな・・」と もなみ たつと 妻の順に タックルを渡して めいめい釣り始めた・・と・・いきなり もなみが根がかり リーダーを失ってしまう・・「 がーん・・ リーダー持ってくるの忘れた・・」「 しょうがない・・PE直結やな・・」仕掛けを 作り直してる間に 妻も 「 切れてしもた・・」とこっちにやってくる・・こちらも リーダーが 飛んでいる「 ええい! これもPE 直結や!」「 お父さん!」 「 お父さん!」 「 お父さん!」・・「 ええい! わしにも 釣らせてくれ!」わしは あせっていた・・既に 彼らは 数投づつしているというのに 当たりもないのだ・・ということは この地帯には ハゼは居ないと考えねばならないハゼの居る 場所を探せるのは わししかいないわしが 探さねば こやつらは 皆ボウズになってしまう・・「 もう いやや・・」と 言い出す前に ハゼを見つけなければならないだというのに わしは 仕掛けをこしらえてばかりで 本格的にハゼの捜索にでられない・・「 ちょっと ハゼを探してくる・・」わしは 橋を渡って対岸へ行って 捜索を開始した・・ところが 強風のため PEラインは吹き揚がってしまう・・どうも ルアーは着底していないように思える・・テキサスの錘が 軽すぎたようだ・・クランクをあきらめて 重量を増すため ジグヘッドと テキサスを組み合わせてサンドワームで 下流に向けて 捜索を再開した・・しかし 河口まで下ってみたが まったく当たりすらない・・「 これは 潮が逆流しているから 上流に上がったな・・」と わしは 推理した・・家族の元へ戻ってみると 「 お父さん! 釣れたで! お母さんが 釣らはったで!」と にぎやかになっている「 むっちゃ 引きよったね」「 網取ってきてもろて すくってもろたね」「 むちゃくちゃ 暴れよるし たいへんやったね」「 ほうか! よかった・・ やっと釣れたか・・」と わしは 当然ハゼが釣れたものと思いこみ「 ま・・生まれて初めてのハゼやし びっくりしたんじゃろう・・」と しばらく バケツをのぞかなかったのだが「 あんなあ・・これくらいあったで・・」と たつとが 手を広げるのをみると 40cmくらいもある・・「 は?・・ ほんなでかいハゼ おらんやろう?・・」と あわててバケツを のぞきに行くと「 なんじゃあ こりゃあ!」 (松田優作 風・・)と 思わず声が出た・・「 どお? すごいやん!」妻が 鬼の首でも取ったような顔で 言う・・「 これは?・・ ニゴイ?いや・・ウグイか!」でっかい ウグイであったこりゃあ よく引いたじゃろうなあ・・「 実は こいつは あんまり美味しくない・・」と言うと 「 ほな わたしが 逃がしたる!」ともなみが さっさと放流してしまった・・まだ 写真も撮っていないのに・・「 ま・・ええか・・」と 思っていると「 お父さん! 自分が釣れへんからいうて 逃がしたやろ!」なんで わしが こんな目に・・さて・・ とりあえず このポイントでは永久に ハゼが釣れそうにもないので移動することにした・・上流を観察に行くと 200mほど上ったところで ハゼ釣りらしき人を見つけたどうも 格好から判断すると 地元の老人らしい・・「 あそこや・・」川も そこまで遡ると もう海の影響はなく 川の水も澄んでいる・・「 10年前と 同じや・・」わしは 確信した・・ハゼは この辺りに居る「 釣れましたかな?」と 聞くと 「 いやあ~ ちっちゃいのばっかで・・」バケツには 15cmくらいのハゼが 6匹入っていた「 ここや・・間違いない・・」とりあえず 腹も減っていたので 弁当を食うことにした今日は テーブルと イスを持参している・・ここは 風も穏やかで 暖かい・・川を 覗くと ハゼの姿を発見した!「 おったぞ!」さっそく サンドワームを 目の前に垂らすが 反応がない・・ママワームのバチも 知らんふりだ・・「 うーむ・・ 餌を使わねばならんらしいな・・」ちょうど 目の前に 釣り道具屋がある「 おお? 鯉や!」60cmもある鯉が ゆうゆうと 目の前を泳いでいる!「 あれ? こっちにも!」見渡してみると あちこちに 鯉が泳いでいる・・色付きのやつも いる・・「 これ 釣ってもいいの?」とたつとが 聞くので「 よし! 釣れ!」と答えると さっそく 鯉の目の前に ワームを垂らした「 わあっ! 食いよった!」いきなり 食ってきたが 針がハゼ用なので 小さくて掛からない竿が うにゃん!と 曲がるが ぺっ! と吐き出されてしまう・・「 ちょっと 無理そうやな・・」と わしは 釣具屋に 石ゴカイを買いに行ったついでに 2号たる型錘を買って 完全に餌釣りに切り替えることにしたさっそく 仕掛けを取り替えると 1匹目が たつとに釣れた妻にも 釣れた・・もなみにも釣れた・・わしには 釣れない・・「 ん? なんでや? おかしいな?」「 あっ! 当たりや! これで釣れたわ!」「 やっぱり!」どうやら 妻は 要領を得たらしい・・「 あ・・また来た!」「 私 もう 完全に掴んだみたい!」「 あ・・ほんまや!」たつとも もなみも ぽつぽつ釣り上げている・・わしには 当たりもない・・「 こんな不思議なことが?・・」「 自分で付けてみい!」「 自分で 外してみい!」餌のゴカイ付けと ハゼの針外しを 自分でできるように教えながらではあったが 1時間ほど経っても 置き竿にしても わしにはさっぱり 釣れない・・そのうち もなみが 「 お菓子食べてくる・・」と テーブルに戻ったので もなみのロッドを借りてみた・・ええ竿だ・・軽いし ええ調子だ・・ヒューんと 仕掛けが飛んでいく「 こりゃ ええわ・・」「 おっ!」1投目で 釣れてしまった2投目も 釣れてしまった・・「 わかった!」わしのリールには ズボラをして ほとんど道糸が巻いていない状態で使っていたのだが このため 仕掛けが川幅の 真ん中まで飛ばなかったのだどうやら ハゼは 川の真ん中より 向こうへ投げないと 釣れないらしい・・「 ハゼなんかどこでも釣れるわい!」と 自信過剰だったので この単純な理由に気づかなかったのだ 「 糸買ってくる!」ナイロンの4lbを購入して さっそく道糸を巻きなおした(メバルにも 使えるよう 4lbにしました・・)これよりわしは ようやく父親の面子を保てるほどに 最大8連発までハゼを 釣った・・こうして 我が家の ハゼ釣りは PM5時に終了した・・わしの 気がかりは 妻や子供らが楽しかったか?また 釣りに行きたいと思えたかどうか?であったが妻に関しては「 お父さんが なんで釣りに行くのか ようやくわかったわ・・」と 理解を得られたようであった・・子供らに関しては わざわざ訊くのも恐ろしいので そのまま寝た・・だが 翌朝 「おもしろかった!」と 言ってくれたので「 次は メバルやぞ!」と希望を 明日につないだ・・ハゼのてんぷらの写真を撮るつもりだったのだが「 揚げたてを 食わんとな・・」と むしゃむしゃ 食ってしまったので 写真はございません・・また 心に余裕のなかったわしは 結局 釣り場でも1枚も写真を撮っておりません・・なんか 不完全燃焼のような 複雑な・・次回 めばるingで スカッとしたいもんですな・・