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カテゴリ:徒然日記
目的は、衛生管理、害虫管理です。 グループホームとか、特養とか、 そう言って呼ばれる施設です。 で、 いつも不思議なのが、変な手直しされることです。 不自由だったり不便だったりしたら、 どんどん直せばいいのですが、 デザインを無視して、非常に不細工に直されます。 今日もある保健施設に伺いました。 建築デザイン賞も頂かれたというような施設です。 一年後、この状態です。 後から、設置した、アンマッチなハンドルが お分かりでしょうか。 ここは、施設の各階にある、汚物処理室の引戸です。 汚物の入ったバケツや、交換したおしめ、 あるいは汚物の除去で、手袋も汚れていて、 指先で引戸の窪みを引っ張れないのでしょう。 介護員さんが改善会議で、「使いにくい」と言ったのでしょう。 そこで、両手が塞がっていても開きやすいように、 直したわけです。 ですが・・・・・ こんなデザイン台無しの、ハンドルをつけたわけです。 この施設をデザインした会社が、こういう改善の場合、 一切絡まないのでしょうか。 絡んでいたら、もっとおしゃれに直すと思うのですが・・・。 こういう改善をするのは、相談しないで 思うがままに大工にさせた証拠です。 アフターフォローが重要だと叫ばれて久しいですが、 一体どうなっているのでしょう。 作って終わりという会社が多いように思います。 工務店は、引渡し後でも、自腹を切ってでも、 必要な改修は行わなくてはならないと思っています。 下請けの施工業者を苦しめ、施主を悩ませる工務店や 建設会社では、生き残っていけないだろうと、 こういう手直しを見ると思うのです。 デザインは、生活に役に立たなければ ダメだと思います。 こんな風に、そのエリアの雰囲気を台無しにされる デザインでは、最初からデザインがなかったことに 等しいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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