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カテゴリ:しろあり駆除予防編
昨日から二日間に亘って、古民家のシロアリ駆除に 取り組んでまいりました。 築50年以上の古民家ですが、最近では放置されることが多く、 余計にシロアリ被害が進んできています。 今回の物件ですが、施主様は、敷地続きに新築のお宅を設け、 古民家はときどき風が通される程度でした。 大変に立派な材料が使われており、また床下などは、 当時取り壊された住宅廃材も用いられ、 昔の人の「もったいない」の思想が生きている住宅です。 換気の悪い間取りの一角のカーペットを剥がすと、 床板の表面にシロアリの被害が確認されます。 施主様が、その被害の大きさに驚いて、指差しています。 独立した板の間ですから、潜行できる箇所も無く、 床板がボロボロなので、許可をして頂いて、 開口作業に移りました。 土台の木材や、大引きなども被害が激しく、 カーペットを敷いたまま放置されていたことが、 被害を大きくしたことが確認できます。 私自身が臨済宗寺院の責任総代ということもあり、 私の会社では、心を込めて、使命感に燃えて、重要文化財指定の 建造物の虫菌害防除も施工していますが、 このように、大切にされて現在まで残っている古民家を、 次世代に継承させるためにも、積極的に駆除防除を行っています。 単に丁寧にやりたいと言う気持ちだけで、 時間をかけて行なうのですが、 建物の歴史を施主様から伺うなど、 とても有意義な時間が過せる現場であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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