広汎性発達障害と診断された息子との新たな出発

療育やら体質改善の話からはそれますが、かれこれ?年前、理系学生だった今の主人に私の大学のコンピュタールームまできてもらい、文字通り一からパソコンを教えてもらい、なんとかメールとネットと超簡単なワード・エクセルや画像の加工くらいは出来る程度にはなりました。

ただネットで積極的にお友達を作る理由も必要性も無かったので、どこか買い物に行く際のお店調べだとか、地図のサイトで場所を調べるくらいの使いかたしかしていなかったように思えます。あとは通販も少々。

ところが息子の障害がわかったきっかけはネットの掲示板でした。最初はなんで顔も知らない人にこんなことがわかるのか、と思い嫌がらせかとも思いました。（Rさん、すみません）。でもこの方の指摘が無かったらうちの子供、我が家の運命は大きく違っていたと思います。顔も知らない他人にとても言いづらいことだったと思うのに、本当に理論的に合理的に何をすべきか、指針を示してくださったこの方は本当に本当にありがたいです。

そこからはネットを通じてものすごい人たちとの出会いの連続でした。世の中にはこんなに自分で子供のために調べ上げて勉強している人がいるんだ、と本当に驚きました。しかもまったく無償で、自分の勉強した知識を他の人たちに日々時間と手間を割いて説明アドバイスしている・・・・職業柄、というより元いた企業のカラー柄、（元々自分がそういう性格なのを環境のせいにしているかも)電卓ばかりはじいて、損益ばかり計算していた私は、本当に畏敬の念を抱いています。

私も障害児の親となり１年が過ぎぼちぼち、私のできる限りで周囲の方々に恩返しできることがあればいいなぁと思い始めました。今のところ英文メールの書き方くらいでしかないんですが・・・。

自分はきっと親の中でも、人間としてもかなり少数派というか変わり者かと認識してます。主人にも「半分日本人じゃない」とか、「日本の一般常識からずれている」とか言われているくらいですし。

ところが、こ～んな私とも結構近い価値観を持ってくださる人が世の中にはいるのですね。「うん、うん、そうそう！」とその人のメールを見ると私はうなずいてしまうことばかりなのですがどうやら相手の方も同じような考えを持って下さってるようで。ああ、なんかうれしいな～と思いました。

私の知らない方でも、こんなお粗末なページを見てくださり「そうそう！」って書き込んでくださったり、「こうしたらどう?」などなど、DM下さったりする方が結構いらっしゃって、これは本当に強化子になります。今の土地でなかなかうまく友達が作れないのでよけいに。

そういえば、この世界でかなりの有名人でいらっしゃる超尊敬している方とちょっとばかり趣味が近いようで（その方にはとても及ばないのですが・・・）これまた嬉しい限りです。

なんだかまとまりがないですが、ヴァーチャルな世界もいいことあるな～って最近嬉しく思ってます。