さて、紅葉ドライブ新潟編、今日は現・柏崎市西山、旧・西山町というところです。道の駅の名前は「西山ふるさと公苑」といいます。誰の「ふるさと」かといいますと、
この人です。この方のお生まれになった場所がこの西山町でございます。道の駅にはすでに100数十ヶ所に行きましたが、ここのような「個人崇拝型」道の駅は初めてです。「道の駅」は脇のほうにありますが、中心はこの「田中角栄記念館」と言ってよいでしょう。
これが「田中角栄記念館」の全景。
入口はこんな感じ。道の駅はこの建物の後ろ側にあります。広い敷地の真ん中に記念館があり、恐らくはこちらの記念館が先にあって、後に道の駅にもなったものではないでしょうか。
この記念館の中は撮影禁止だったので写真はありませんが、入場料を支払い、田中氏の昔のインタビューのビデオを15分くらい見せられました(将来のコンピュータの時代を予言している話は確かに印象的ではありました)。記念館の中は、1972年の日中国交回復にいろいろ尽くしたということでこの関係の展示がたくさんありました。個人的には、訪中時の録音があって、周恩来の肉声がテープで流れていたことが印象に残りました。この記念館は公営ではなく、財団法人の経営と書いてありましたが、この西山町での田中氏、今は真紀子氏ですが影響力はやはり相当なものです。この地域を走るバス「越後交通」は田中家の会社ですし、どうもこの地域にいないとわからない異質なものを感じます。
で、記念館の左側にはこのような中国建築まであります。日本の田舎の町にこのようなものがあるとは正直驚きました。ここは旧・西山町が江蘇省?の淮安というところと姉妹都市になっていたことでこのようなものを作ったようですが、規模が半端でないです。日中国交を回復した田中氏の地元ということでこうなったのでしょう。
正面から見るとこんな感じです。いや、なかなか立派でしたよ。左側にはあずまやもあり、この広さの中国庭園がこんなところにあるのは何度も言いますがびっくり(ちょっと異常)です。
これが道の駅の建物なのですが、右側が記念館、左側に先ほどの中国庭園があって、完全にそれらに押されており、はっきり言って影が薄いです。記念館の受付のおばさんに「後ろの建物は何?」と尋ねたら「あ、あれは町の建物ですね」とほとんど眼中にない感じを受けました。
これは道の駅の中にある淮安市に関する各種展示。結構豪華な展示なんですが、もう西山町は市町村合併で柏崎市の一部になってしまっていますけど、今後どうするつもりなのでしょうか。道の駅には普通、土産物屋やレストランなどがあるのですが、ここの場合は田中展示と中国展示一色といった感じでした。
敷地の端の方に「角さんの台所」というレストランがありました。ここは道の駅とは経営が違うように見えます。
とはいうものの、折角だったので地元料理「のっぺ定食」を食しました。右側のが「のっぺ汁」というもので、山菜やこんにゃくが入っていてちょっととろみのある汁でした。これはなかなかいけました。あと、ここで西山産コシヒカリの2kgパックを買って帰りました。
そんなことで、名士の地元というのは思ったよりもすごいことを改めて知りました。他の首相経験者の地元にある全国の道の駅を回ってみたくなりましたが、この新潟・西山はきっとそのうちでも最も特殊なのではないかと思いました。でも一見の価値はあるとは思います。
それでは、さらに新潟編はつづく・・・
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