旧正月が開けおめでとうございますの挨拶が交わされ、心機一転さあ、今年もがんばるぞとばかりに気持ちを持ちたいのですが、やはりニュースも回りも全てどんより、暗いニュースばかりです。

　新聞では広州の出稼ぎ農民工の失業者が２０００万人と出ています。
実際昨年から非常に受注が落ち込みの激しかった製衣業や製靴業、おもちゃなどの会社では休みを延長している所や、閉鎖や売りに出されたりしています。
　正月明け広州へ地方から戻ってきた出稼ぎ者が多く見受けられますが、なかなか厳しそうです。
　また正規の社員などでも解雇等が各社で計画実行されており、２月、３月は非常に厳しい期間になると思われます。
　今までは自然に転職者がいて、逆に辞めない対策が必要でしたが今は逆です。
　求人が減った現状では簡単に良い条件の職場は見つかりません。逆に解雇されると次を見つけるのが今までとは打って変わり至難のわざとなっています。
　今失業し、マンションのローンや子供の学費などの負担がある家庭では深刻な問題となります。
　食費はある程度切り詰めても、銀行ローンは待ってくれませんし、子供の学費も切り詰められませんから貯蓄が無ければ家を売るなどしないと生活できなくなります。
　勿論解雇された場合は最低保証金は支給されますが勤続年数で支給される月数が決まる為精々数ヶ月しか持ちません。
　その間に景気が持ち直せば就職先が見つかるでしょうが、世界的な規模の景気後退状況下では当分急な回復は望めません。
　これは中国だけではなく世界的な問題です。皆同じ状況下にあります。体力の無い企業は倒産します。会社はその前に社員の解雇を行うのです。

　暗いニュースばかりですので明日は、マンションの花壇の花を写真で紹介しましょう。