実は先日、岐阜への出張時の出来事です。
高速道路を運転中。
私の携帯が鳴りました。
「なにっ!?事件!???」
いやいや、客先からの緊急連絡でした。
相手の住所は神戸。
どうもシステムの部品が壊れたらしい。
でも、そんなの壊れちゃうわけ???
今回壊れたのは、予備品をストックしているような部品ではなかったのです。
システム担当に連絡を取ったものの、部品がないと手に負えないという返事。
私のプランはこうでした。
「とにかく岐阜の仕事を片付けて、すぐに引き返す。そして応急処置をして部品の手配を待つ。」
客先には夕方までに出来ることをしておいてもらい、私が夕方か夜には駆けつける。
同時進行で、転用可能な在庫部品の確認などもしながら。。。
でも、ちょっと無理がある。
岐阜、しかもかなり北のはずれから神戸。。。
そして翌朝までにはまた岐阜に居ないといけない。。
「アクセル踏み込みゃ地球が廻る。俺の右足次第だな。今日は徹夜だな。」などと思いながら上司に報告した。
すると、
上司「お前今どこにいるんだ?そこから神戸まで何時間かかるんだ?」
私 「スムーズに行って、ざっと4時間くらいでしょうか。」
上司「・・・、分かった。お前はいい。今から私が現地へ行く。」
私 「しかしボス・・。」
上司「こっちは私に任せろ。お前は本来の作業計画をそのまま実行しろ。」
週末でしたから、私の上司は休日。
しかもうちのボス、四国に居ました。
「かっこいい。。。」
ちょっと惚れ直しました。
ちょっと涙が出ました。
そしてその数分後、もう一度、今度は上司から電話がかかってきました。
上司「交換用の部品が本社にあった。すぐに持ってきてくれるらしい。なんとかなりそうだ。」
私 「それは助かります。ところで誰が持ってきてくれるんですか?」
上司「社長だ。」
上司「社長が部品を持って、今から新幹線に飛び乗ると言っている。」
社長は東京からです。
「2人ともかっこいい。」
また、涙があふれてきました。
運転、つらかったです。
前が見えなくて。。。。
社員全員がこうだったら。
こんなに熱かったら、これは凄いことです。
私はこの熱を、この熱い思いを、志を、
若い社員たちに引き継いでいかなければなりません。
クラーク博士は言いました。
少年よ大志を抱け。
少年の為の野球場建設へ向けて!
ぽちっとな!
「成功の9ステップ」ジェームス・スキナー
『7つの習慣 成功には原則があった!』