作家「栗本薫」世界最長小説「グイン・サーガ」未完のまま逝く

スポーツニッポンによると、『版元｢原稿残る１２９巻まで続ける」』とのこと。

あと、３巻、通常の印刷ペースで行くと今年いっぱいはグイン・サーガを読める？

未完のままの遺作となってしまいましたが、１巻初版本からおつきあいしている読者ですからきっちり最後までおつきあいさせて頂きます。

ちゃ～んと買って読みますとも…

「グイン読んでます！」って人でも途中挫折組が多く、借りて読んでいる人がいるわけですが、たぶん私は死ぬまで本棚に残る作品となるでしょう。

以前、あとがきか何かで栗本さんはご自分の執筆のことについて「まるで自動筆記のように、何者かが私の体を借りて、グインの世界を綴らせている」と書いておられました。

ワープロ（後にパソコン）を使って、凄いペースで書き上げる栗本薫氏は、どんなにか、この続きを書きたかったのかと。

入院してから思うように体が動かず｢パソコンを打てない事がストレスになっていた」ということですから、先週半ば(２０日頃）から意識をなくしていらっしゃったときにでも、その頭の中はきっとグインの世界を描いていたに違いありません。

もう、何らかの形でその世界の続きを残していない限り、続きを描いてはもらえないだろうし、例え、誰かが続きを書いたとしても同じグインの世界として読むことは出来ないでしょう。