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カテゴリ:お出かけ in 日本
海南市下津にある長保寺へ行った。 大門 長保寺は長保2年(1000年)、つまり、 枕草子や源氏物語が書かれたころの創建といわれているそうだ。 1666年紀州徳川家初代藩主頼宣(よりのぶ)により菩提寺に定められたという。 本堂の後ろにある山の斜面に歴代藩主のお墓がある。 大門を入り本堂に向かう階段 (今日もまたたくさん階段を上った) 本堂 多宝塔 大門・本堂・多宝塔は国宝に指定されている。(本堂・塔・大門と三つそろって国宝に指定されているお寺は奈良の法隆寺とここだけだそうだ) 今の建物は鎌倉時代に再建されたそうだ。 昔は色彩鮮やかだったのかもしれないが、今はひなびた趣のある感じだった。 これもまたいいもの。 その後、歴代藩主のお墓巡りをした。 本堂の裏山の斜面に初代から15代藩主のお墓が点在している。 うっそうとした木々の中を階段を上ったり下りたり枯葉で足を滑らせそうになったりしながら進んだ。 木の枝や葉っぱが道にたくさん落ちていていたり、倒木で石灯篭や石の柵が壊れたりと、がずいぶん荒れた感じではあったけれど、風と木々の擦れ合う音以外の静寂の中でそれぞれの藩主が眠っている。 現世からかけ離れた場所。そんな感じがした。 14代が江戸時代最後の藩主で和歌山県初の知事でもある。 ただ、5代藩主のお墓が無い。 なぜか?? それは・・・・・ 5代藩主は例の有名な8代将軍徳川吉宗だからであります。 パンフレットに「花の寺」と書いてあるように境内にはいろんな花が植わっていた。 しかし、残念ながら今の時期花は あまり咲いていない。 桜の季節はさぞ美しいだろうな しかし、「ここは周囲が山に囲まれ要害堅固である」という頼宣の言葉が残っていて、万が一のときの陣地として考えられていたようだ。 と、2時間ほどのぶらり散策。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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