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カテゴリ:日記
フーガはユーガ [ 伊坂幸太郎 ] 昨日読んだ本。 発売直後に夫が買ってきて、家にあったので読んでみました。 昼休みから読み始めて、夕食後にも読んで、夜10時前には読了。 さくさく読めます。 このスピード感は、さすが伊坂幸太郎!という感じです。 12月の初めに仙台に行ったとき、仙台駅の本屋さんではかなり宣伝している印象でしたが、なるほど、仙台駅は本の中に何度か出てきていました。 中身は、ちょっと悪趣味というか、暴力的な表現が多くて、トラウマになりそう。 家庭内暴力だったり、いじめだったり、変質者による小学生の惨殺だったり。 実写化されても、絶対に見たくない場面が何度も出てきます。実親がほんとくそったれで。 娘には見せたくないです。「この本を親が読んでいたなぁ」とも思われたくないので、(もう遅いかもしれないけど)速攻手放します。 ただ、ひとつだけ救いがあるとすれば、未来をあたたかく描いていること。 残酷な幼少期を過ごした子どもたちが成長して幸せになる、そして悪い大人たちにはみんなきっちり罰が下る。 その線引きのいさぎよさが、フィクションのいいところなのだろうと思います。 いまをつらく生きている子どもたちや若者たちに、希望がありますように。明るい未来がありますように。伊坂幸太郎は、そんな思いでこの作品を書いたのかな、と感じました。全編、書き下ろしです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年12月22日 09時49分47秒
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