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カテゴリ:心配です
13日、母が入院しました。ケイタイに姉から連絡があったのに気が付かなくて、夜になってから家へ電話して来たのですが、それを聞いたのもショータンでした。
「お母ちゃん、入院してんてェ」 「ふうん。どう悪ぅて?」 「しらん」 「何処の病院?」 「知らん。『入院した、言うといて』いうただけ」 姉に電話しました。 「いまファックス送ろう思て、ちょっと書いてるねん」 EメールもCメールもあるのに、ファックスですか。 「年末になったら入院するねんなあ」 「せぇへん言うててんけど、〇本先生が往診してくれはって、『入院した方がええ』言わはったから」 「どこが悪いのん?」 「下血してんて」 「うちの薬飲んどいたらええのに」 「薬飲んで寝てた。『入院イヤや』言うてたけど、おむつもせんならんし、食べるものも難しいから入院の方が安心やん。輸血と手術の同意書にサインしたよ」 「ふうん」 「こないだ入ってた病院の、内科」 「うち、風邪ひいてるから、良くなってから行くことにするわ」 「そうして。マミもUちゃんも行ってくれるから、あわてて行かんでもええわ」 それで、今日まで行きませんでした。風邪は火曜日には治っていましたけど、ショータンの病院へ付いて行ったり、仕事の依頼もあったり、雨が降ったりで行けませんでした。姉(79歳)が元気で幸いです。 今朝、病院へ行く予定していました。ケイタイをバッグに入れようとして、着信に気付きました。姉からです。掛けると、 「退院する言うて聞けへんねん。気儘ばっかり言いんないうて怒ってんけどな。家へ帰ったって、一人ではどうしようもないやろ」と言いました。 「具合は?」 「熱がずっとあってん。注射もしはるし、点滴もしてはるし…」 「いまから行こと思てんねん」 「行って。急いで退院したかて仕様ない、言うたって。うちは今日、ちょっと用事あって行かれへんねん」 お昼前に、病院に着きました。10人部屋の窓際に、母はいました。丁度ナースに寝返りさせて貰うところでした。 「ちょっと上へあげますネ」 「上へはあげたらあかん」 「やり方があるんです」 ナースは母の身体の下へ手を入れて、ベッドのアタマの柵ぎりぎりまでずり上げました。 「痛い痛いいたい。足の方いっぱい空いてるのに、上へあげんかてよろしいやろ」 「何処が痛いんですか?」 「肩。こっちの肩も痛いから、湿布貼ってもうてますやろ」 ナースは左が下になるようにして、「これでいいですか?」 「こんな上へあがってたら、寝心地が悪いわ」 少し、下へさげてくれました。 ナースが向こうへ行ってから、わたしは「こんにちは」と顔の前に立ちました。 「ああ。あんたか」 「どない?」 「もう、あかんな」 「あかんか」 「ここのカンゴフ、イケスやでェ。一昨日も喧嘩したってん。『窓ちょっと開けて』言うたらな、『あんたはええか知らんけど、ほかの人に迷惑です。ほかの人が風邪ひいたらどうするんですか』言うねん。なにも窓いっぱいに開けて言うてんのと違うで。1センチほど開けて言うてるだけやのに、イケズや、ほんまに。センセが来はった時言うたってん。ほなセンセは笑ろて、ちょっと開けてくれはった」 なかなか、あかんことはなさそうです。 「なに食べてんのん?」 「なにも食べてへん。カンゴフに腹立って食べる気ィせェへんから、昨日の朝、昼、食べんと返してん。そしたら晩はご飯出ェへんねん。センセが来はって、『食べへんのやったら点滴せんならん』言うて、足に点滴つけはった。これもイヤやねんけどなあ。さっきも考えててん。点滴だけでは死んでしまうなあとナ」 「おとなしいにしてんと、だんだん帰られへんようになる」 「そうやなあ。御節馳注文したら、いっつもマミに取られてしまう」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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