父のカテーテル術に立ち会うため、本当に久しぶりに母と娘三人がゆっくりとした時間を過ごせたことは、父に感謝しなくてはならないことだと感じます。
　姉は私とよく似ていますが、背の高さも体の横幅も一回りずつ大きな体格です。甲状腺の病気で、ずっと薬を飲み続けていますが、見た目は健康そのもので、精神的にも安定しています。と云うか、内面の本質的なところは良くわかりませんが、姪っ子の相談に乗ったり、私たち妹にバランスの取れた意見を与えてくれます。
　北海道は函館から旦那様をめとっていて？！お義母さんもこちらへ来ていらっしゃっています。中三と中一の息子と、小三の娘がいて、長男はなかなかハンサムボーイ。すらっと背が高く男前です。次男はヨコがしっかりしているので、すらっととは言えませんが、やっぱり背が高く、面倒見のよい優しい男です。我が家の息子も、姉家の次男が大好きで、お寺に参るといつも楽しく過ごさせてもらっています。末っ子で長女のくーちゃんはおませな女の子で、厄介な女の子付き合いが苦手で、殆ど男の子と遊んでいるようです。やっぱり、一つ屋根に二人のあんちゃんが居ることが影響していないとは言えないでしょう。

　そんな姉と一緒に、病院から帰ることになりました。私は目を傷めていたので、片目での運転は控えた方がよいだろうということで、行きは妹に乗せてもらいました。それで、帰りは加茂と云うところにあるお寺へ配り物があるから付き合うということで、姉の車に乗り込み病院を出ました。
　道すがら、家族のこと仕事のことなどいろいろ話が出来、楽しい時間でした。目的地について、姉は車から降り、後部座席のドアを開けて一言。
「あ゛っ！荷物がない。あれぇ～、積んだと思ってたのにな･…。見つからないうちに早く帰ろっと。｣

　お姉ちゃん、やっぱりお姉ちゃんは私のお姉ちゃんだ！！誰がなんと言おうと、お姉ちゃんは私と同じ遺伝子を持ってる。良かった！姉妹で良かった･････。なんとも言えない感動の波が胸に押し寄せた瞬間でした。