崇拝するさだまさしさんの小説に基づいた映画です。視力を失っていく病気になった若者の数ヶ月間を描いた作品。
当たり前だと思っている健康はこれほど大切なものはなく、失い易いものでもあると痛感。万一失うことが有っても、失って初めて手に入れることが出来るものもあるという、希望を持って過ごすことができると好い。
現場の事故で曲がらなくなった左手の薬指。伸びなくなった人差し指。見てくれの悪いこの指でも、なくてはならない大切なものだ。
子供たちがまだ小さかった時、この曲がらなくなった人差し指で空の星を指差し(たつもり)て、「あの星、きれいだね。」といったら、子供たちは空ではなくまっすぐ向こうの見えるとすれば「地平線」を見ていたという笑い話がある。五体満足だったら笑えなかったけど、一回、余計に笑えたと言う話。明るく陽気に生きられるといいね。
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最終更新日
2005年05月01日 18時39分03秒
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