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テーマ:釣り行って来ました。(934)
カテゴリ:ヘラブナ釣り
4月12日 晴れ
桜の花も終わり、水温も徐々に上がってくるとヘラ師達にはお待ちかねの乗込シーズン到来です。 抱卵した魚達は浅場の葦や水藻の辺りに集まり、年に一度のハタキを行います。 冬場に管理釣場で燻っていたヘラ師達も、この時を待って野釣り場へと出撃開始をするようになります。 今回は都内にお住いの和竿愛好家である丈太郎さんからのお誘いで、埼玉の人気野釣りスポットであるビン沼に釣行するというものです。 落合う場所も時間も決めずにビン沼とだけ決めて、後は携帯電話で連絡をとるという算段で出掛けます。 小生は場所取りをやるべく現地に早目に到着しますが、人気釣り場の為か、なかなか2人並んで入れる場所を見つけることができません。 それでも沼に沿って下流域に進むと、なんと一級ポイントの墓場下(何故かヘラブナ釣りの名ポイントには墓場下なる場所が良くあります)に並んで入れるポイントを発見! 早速場所を確保して準備に入ります。 ![]() マイ釣り台をセットして、竿をセットし終わる頃に丈太郎さんから電話を頂きき、お互いの場所確認・・・なんと、小生の目の前から電話をしているではないですか!・・・正に奇遇です。 そんなことで、取敢えず準備を終えて釣り開始です。 今回のタックルは玉成の12尺、矢竹の4継。 綺麗な段巻を施した本調子の竿です。 道糸は0.8号、ハリスは0.4号を40cmと50cm。 1本半のタナを両ダンゴで攻めます。 ここの釣り場は入釣者が多く、毎日の餌打で魚達は結構スレてます。 従って、この魚達を釣るにはそれなりのテクニックが要求されます。 魚に興味を持たせる餌作りと、それを上手くアピールする為のハリス長、餌を馴染ませるスピードをコントロールするウキと錘の負荷・・・諸々の条件を上手く組み合わせて、その日の当りパターンを見つけていきます。 当日は風と流れの方向が一致している為、投入したエサが棚に届くまでに2mも流されるという状況。 この状況下では魚がエサを追うことができず、開始1時間はノーアタリです。 それでも、魚の寄りを感じ始めるとウキの流れも若干抑えられ、その中から微かなアタリを取ると第一号のヘラ君が登場です。 本調子の竿を溜めて、ゆっくりと引きを楽しみながらタモ寄せ・・・と、その瞬間に翻った魚は針を外して水の中に。 海の釣りでは、食糧確保が優先課題(?)なので悔しがるところですが、ヘラブナ釣りはキャッチ&リリースなのでOK! 次の一投でも、針掛りはしましたがスレ。 30cmを超える美人抱卵ベラです。スレでなければ写真に残したいところですが、そのままリリース。 その後は流れも強くなり、アタリも途切れたので作戦変更です。 竿を短くして、更に浅棚を狙う作戦。 竿バックから魚集英雄作の10尺。 浅棚なので4継の中硬式を選ぶことにします。 一方、丈太郎さんは魚心観作の12尺。 紋竹に段巻を施した素晴らしい竿を振ってます。 こうして和竿を並べて釣りをすることは、魚が釣れなくても楽しいもの・・・作者や調子などについての竿談義をしながら時間は過ぎます。 私も丈太郎さんも和竿中毒患者なので、話は盛上るわけです。。。(汗) そうこうしているうちに陽はアッという間に傾き、時間は竿予定時刻の5時半に。 小生は竿を替えてから、3枚の尺上サイズを釣って終了。 合計4枚と冴えない釣果でしたが、春の陽を浴びながらノンビリと竿を振ることができました。 前日のサワラ釣りでアドレナリンを大量放出したので、良いリハビリになったと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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