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テーマ:暮らしを楽しむ(384144)
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さて、ブロンベルク山に付いたのは午後2時ごろ。
移動の車の中で、プリンチーが寝入ってしまったので、わたしが車に残り、ダーリンとプッチーがまず、ひととおりローデルバーンをすべりに行きました。 スキーリフトもかねているリフトで山の中腹まで上り、そこから一気にそりで滑り降りてくるのを2回、今年から新しくできたブリッツ・バーン(直訳:稲妻コース )を1回すべって、親子ともにこにこして満足気に、車に戻ってきました。 ダーリンが、「じゃあ君の番だよ」と言って、今度はわたしとプッチーが行くことに。 7歳のおしゃま盛りのプッチーは、やれ「パパはもっと速かった」「はい、ここでブレーキ!」などなど、いろいろうるさいです。 1回目のローデルバーンを降りてくるころ、お昼寝からさめたプリンチーとパパが、日の当たるテラスで見学。プリンチーはまだ4歳になっていないので、いずれにしろローデルバーンには乗れません。 結局、パパと3回、ママと3回で、合計6回すべったプッチーをはじめ、みんなであーおもしろかった、と車に乗り込み、さらに次の目的地、バードテルツのアルパマーレへ。http://www.alpamare.com/ バード、という名前がつくことからわかるように、このバードテルツは、古くからの温泉保養地。ヨード鉱泉が有名のようです。 ヨードには、アンチオキシダント効果があり、ストレスを除去して、若返りにも最適だとか。 屋内温水プールとして、バイエルン地方ではかなり有名なアルパマーレにも、ヨードのプールがありまして、屋外部分にあるそのプールは、もう見るからにヨード色。 時間差でジャグジーになるコーナーなどもあり、夕暮れ時の青空を眺めながら、ぶくぶくと暖かい泡に包まれていると、さすがに日常のわずらわしい思いなどが、水面から立ち上る湯気といっしょに、空に吸い込まれていくようで、まさに心が洗われるようでした。 心が軽くなったのはいいのですが、水着がヨードくさくなったのには、ちょっと・・・。(苦笑) 日本で売られているこの温浴剤だったら、そんな心配はなさそうですね。 って、家庭では水着でお風呂に入らないか。 ↓ アルパマーレには、ヨードプールのほかにも、波の出るプール、各種ウオータースライダー、サーフィンコーナー、ソラリウムコーナーなど、いろいろなコーナーがありますが、サウナルームも、そのひとつ。 ここのサウナは、ドイツにはめずらしく男女別々でありますので、心置きなく入れます。 控え室で水着を脱いで、サウナルームには、タオル一枚で入場。 わたしが入ったときは、ほのあかりの室内は、ほとんど乾燥していて、まあ暑いことは暑いのですが、耐えられない暑さというわけではなく、そのまましばらく座っておりました。 と、いきなりドアが全開になり、サウナマイスター(男性です)が入場! 知らなかったんですけど、ちょうど1時間に一度のアウフグース(ハーブなどの入った湯薬を、サウナの熱源にかけて蒸気を立たせる)の時間に当たっていたのです。 こんばんはー、などと挨拶をしてから、全裸の女性8人ほどが見守る中、サウナマイスターはうやうやしく、手にした木の桶の中から、やはり木のひしゃくで中の湯薬をすくっては、サウナルームの一角にある炭火の上にじゃーっとばかりにかけてはすくい、すくってはかけ。 サウナマイスターの最初のひとかけですでに、森林の香りのハーブを含んだ湯薬から出る湯気が室内にぱっと広がり、ああ、癒されます。 4杯か5杯かけ終わったところで、サウナマイスターは、今度はおもむろに白いタオルを両手の幅に広げ、そのタオルで天井をあおぐようにして、室内の蒸気を全体にいきわたらせます。 その彼の一挙手一投足を見つめる全裸の女性群。 と、サウナマイスター、今度はタオルを片手に持ち、それをぐるぐると回転させます。 ぐるんぐるん、ぐるんぐるん、30秒ほども回転させたでしょうか。 と、また湯薬の桶を持ち、炭にかけてはすくい、すくってはかけ。 その後また、タオルで天井あおぎ、片手ぐるんぐるんと、一連のサウナ儀式は続く中、もうもうたる蒸気が暑くなりすぎたのでしょうか、一人の女性が退場。 わたしもさきほどから汗がしたたっているし、高血圧持ちで、久しぶりのサウナなので、10分以上はいないようにしようと思っていた、その10分がそろそろ終わるころなので、彼女に続いて退場。 二人が退場する姿を見たサウナマイスターは、 「そろそろ終わりにしないと、ぼくだけが空っぽのサウナルームでタオルを振り回していることになりそうだね」 と冗談をひとつ。こんなところ、ドイツのおもしろいところです。 こんな入浴剤があれば、おうちでも手軽にサウナ気分が味わえそう。↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.07 02:56:15
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