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テーマ:海外生活(7780)
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久しぶりの楽天日記です。
2年ほど前に、Fa・・book やTwi・・erなども始めてしまったので、 忙しいですね。 さて、本日は次女のプッチーのバレエ教室でのクリスマス会の後で、 マリーエンプラッツのクリスマスマーケットに出かけました。 夕方4時半ごろで、緯度の高い冬のドイツでは、すでに夕暮れ時を過ぎて、 そろそろ夜になろうかという気配。 夕闇の中に、きらきらと輝くクリスマスツリーや、キャンドルショップ、 おもちゃの屋台などなど、子供たちも始めのうちは目を輝かせていたのですが、 まもなく、異様な格好の一団に遭遇したことから、事態は急展開。 察するに、ミュンヘン民族伝統文化保存研究会(仮称)かなにかの人たちだと 思うのですが、日本のなまはげか、ヒマラヤのイエティか、というような、 白っぽい毛皮を基調にした装束に、とんがった鼻や角のついた仮面を身に着けた 10人ほどの集団が、がらんがらんと大きな鈴を鳴らしながら、 クリスマスマーケットを見物する人々のあいだを、帽子を取ったり、 おしりを叩いたりのいたずらをしながら、うろうろしています。 20年ほどミュンヘンに住んでいるわたしも今回初めて眼にする風俗ですが、いずれ、クリスマス前に人々の一年間の罪とがを清めてくれるような風習に基づいているものと推測しました。 とまあ、大人は冷静に事態を分析できますが、子供にとっては、これは天地がひっくり返るような驚愕の事態です。 異様な様子の怪物が、自分に襲い掛かってくる・・・・ もともと結構シャイな8歳の次女プッチーが内心震えているのはわかりましたが、やんちゃな4歳児プリンチーが、実はそれに輪をかけて怖がりだったのです。 ドイツ版なまはげの一団のうちの一人が、彼に向かって襲い掛かるまねをしただけで、もうパニックに陥り、 「こわい~~~~」 「おうちにかえる~~~~~!!!」 と、父も母も姉も打ち捨て、ひたすら一人で逃げようとします。しかも、逃げる方向は、我々の目的とする方向と反対だ。 やみくもに逃げようとするプリンチーの首根っこを掴まえ、なんとか落ち着かせようとしても、周りでがらんがらんと鈴の音が鳴り響いている間は、彼のパニックはおさまりません。 なおも逃げようとする17キロを必死に追いかける、でも、逃げた方向がたまたまなまはげ集団の進行方向に当たっていたらしく、逃げても逃げてもなまはげが追いかけてくる・・・ そんなことをしているうちに、いつのまにか我々二人、ダーリンとプッチーとは離ればなれ、安寿と厨子王状態になってしまいました。 商店街の陰に隠れてなんとかなまはげはやり過ごしたものの、まだ心臓バクバク状態のプリンチー、いますぐおうちに帰るといって聞きません。 そこで、ダーリンとプッチーを探索するのはあきらめ、二人で地下鉄に乗って帰ることに。 家の近所の駅まであと3駅、というところで、地下鉄車内のむこうから、プッチーもやってきました。 なーんだ、離ればなれになったとはいえ、結局同じ地下鉄に乗っていたんです、みんな。 よかったよかった。 駅から家までの道を歩きながら、こども二人は 「もう2度とクリスマスマーケットには行かないようにしよう」 と、固く誓い合っていました。 そんなぁ、別にいつもあのなまはげ集団がいるわけでもないのにー。 どうかこれが、子供たちのクリスマスのトラウマになりませんように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.12.20 02:19:25
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