118345 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

BREAK A LEG!

BREAK A LEG!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

ぎぐばぐ

ぎぐばぐ

Freepage List

2004.12.23
XML
カテゴリ:独り言
音楽や美術の世界でも、いわゆる「本物志向」というのがある。なんでも突き詰めてゆくと、物事の核心をついてくるものだが、ジャズにおいても例外ではない。長いジャズの歴史の中にも、決して有名になることはなかったが、本物を追求しつづけていたミュージシャン達が多いじゃずだ。その中で運の良いミュージシャンだけが、檜舞台に立ってきたのは、音楽の事情を心得ている人間なら、身をもって理解できるだろう。

本物志向にもいろんな方向性があり、往々にしてその方向性はクリエートする人間の価値観に左右される。例えばジャズではスタンダードを極める、なんてのも本物志向の一つだろう。(今時そんなアーティストは居ないだろうが。)一方では、ジャズの真骨頂はクリエートなので、新しい音楽、スタイルをクリエートしてこそ、本物だと考える人もいるだろう。

近年、ジャズの定義そのものが随分と変わってきている。もともとジャズとはスイングのリズムに乗って、インプロビゼーション(アドリブの事)を展開してゆく音楽、という風に捉えられていたが、昨今では、ジャズの中の「スイング」または「ふぉービート」というスタイルという捉え方が多い。少なくともミュージシャンの間だでは、そういうことになりつつある。

そんな感じにジャズは変幻自在の音楽へと変貌を遂げてきた。そうなると、クリエイト魂旺盛なジャズ・アーティスト達は、やっぱり新しい独自のサウンドを求めることになる。そこで、音楽そのものが難解な方向に行くこともあれば、ジャズらしくないスタイルになることもある。では一方聴衆は、というと、あいもかわらずスタンダードを求めてくる。

自分の作品を繰り出しているのに、聞く耳さえもたれない時すらある。これは本当に淋しい状況なのだ。99パーセントのジャズ・アーティストは、まるでヴァン・ゴッホのような日々を送ることになるのだ。その生活を継続する勇気には、本当に敬服せざるをえない。答えが出ないかも知れない人生に、全勢力を注ぎ込むのだから。

一般の職業の場合、趣味ももてる、家庭ももてる、そして安定した生活が保障される。でも、多くのミュージシャン達が、これらを捨てる引き替えに、自分が自分に課した大きなテーマに挑んでいることも事実だ。

世に多く出回っているジャズ系のインディーズCDなんかも、そういった人達の集大成でもある。だから、プロの評論家達には「いいかげんな論評をしないで欲しい」と、心から願うのである。(音楽をしらない無責任な奴らが多いので。)

★実際には締め切りに追いまくられて、ちゃんと作品に耳を通している人は少ないんですよ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.12.24 00:02:01
コメント(6) | コメントを書く
[独り言] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

いろいろあったけど… もとちょっぷさん

栃木発旅日記 総さんさん
小さい花のミクロの… k_tombowさん
ジョンリーフッカー ジョンリーフッカーさん
LET’S   ENJOY   O… 透明インゲンさん

Comments

ジョンリーフッカー@ Re:I Believe(08/15) 瞑想・・違った迷走キノコ採りスタートで…
無料@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
無料@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
Rosy @ ログアウト中@ お気をつけて! 私もご無沙汰いたしておりますが 元気で…

© Rakuten Group, Inc.