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カテゴリ:思い出し笑い
ご無沙汰しております。ほんのり春の香りがする今日この頃、みなさん如何雄おすごしでしょうか?ギグバグは去年からの運動不足がたたって、3キロもふとっちゃいました。たった3キロでも、ずいぶんおっさん臭い体型になってしまうもので、今日久しぶりにいったスポーツクラブの鏡を見て、つくづくそう感じてしまったのでした。(ため息)
で、気を取り直して、なにやら仕事に勉強にと、超充実しているぎぐばぐなんだが、久しぶりにバカな出来事を思い出してしまったので、いっちょ書いてみることにした。時は、1980年、まだボストンでは長い冬が続いていた2月後半、ちょうど今頃、なんとなく人恋しくなる時期で、留学生同士がパーティーを開くことが多かった。留学生同士といったって、所詮はジャズ屋のやること。ただのパーティーで済むはずはない。独特の匂いのする煙は、どこからともなく回ってくるのだ。 マサチューセッツ州は、州の法律で酒類の販売に時間規制があった。(何時だっけ?)とにかく、ちょうど酒が切れて、もっと欲しくなる時間帯に、巷から酒が消えるという、情けない状態だった。気を利かせたパーティーのプロは、車のトランクにケースを隠していた。丁度「酒がな~い」と言い出した頃に、この隠していたビールケースをどっさり持って、車から戻ってきた。そのとき、大拍手で迎えられたのは想像出来るだろう。パーティーは最高潮だった。 ふと気がつくと、奴らは妙な小瓶を出し始めた。「●ッシュ」とか言うもので、当時日本でも合法的に売られていたモノらしい。独特の匂いの煙と、酒で、頭が破裂しそうになっているところに、こんなモノを持ってきたのだ。実は僕も知らずに匂いをかいでしまった。一瞬にして臨界点に到達するのである。(冷めるのも早かったが)こんなモノは体にいいわけがない。 「某人生の先輩」とでも言っておこう。ちょうど隣にいたので、なにげにその小瓶を渡した。しかし、次の瞬間、彼は臨界点を越えてしまったのだ。 それまで元気にはしゃいでいた人生の先輩は、一瞬にして体が止まり顔は幸せそうなうすら笑いのままだ。みんな一瞬固まった彼を注視した。その姿が、あまりにも面白いのだ。で、他の一人が「ね~~、先輩、大丈夫?」って切り出した。 「、、、、、、き、、、き、、、、過ぎ、、、、ちゃ、、、たん、、だお~」 「ドゥ、、、、、どぅあれ、、、、k、、、k、、、こんなモン、、ってきたの~?、、、、ね~~#$’{}+’#%&”)(’!0($7」 「これさ~~~、、、、きん●●に、、落ちるね~~~~~~、、、きん●●に、、来ちゃった~~~~」 「、、、、なんか、、、、ジミヘン、、、的?」 彼がロックギタリストであったことは、まぎれもない事実だが、その後の彼がどうなったかは記憶にない。でも無事に自分のアパートに帰ってきたので、問題は無かったのだろう。その後、彼とはコーラ1ガロンとチップスアホイ1パック、そして独特の匂いの煙をわけあう仲になった。 やっぱり人恋しかったのかな。 こんな日記かきながら、「おれたち、なんてバカだったんだろう」ってつくづく思うのだ。特に今の生活と比べれと、まるで次元が違う。ただ、あの頃に味わっていた、例えようの無い孤独感味わうことで、今の自分が強くなっているような気もする。 追伸: 20年前のことだからね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.03 00:49:34
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