今日は出かける予定があったので、朝一番に病院に寄って行った。
さばたんの熱は３９．２℃。平熱に戻った。昨日よりは少し楽に見える。肺炎にかかり、２日間熱が４０℃を超えて、担当医もさすがにもうダメだと思ったというが、さばたんはとても頑張り、乗り越えた。入院してから１０日以上食事なんてほとんどしていない、だからガリガリに痩せてしまった身体でずっと膿胸に苦しみ、口内・咽頭にできた潰瘍の激痛に耐え、肺炎にかかって高熱と戦い、それでもそれでもまだ生きてる。肺は圧迫され、鼻はつまり、呼吸するのだって苦しいのに、会いに行って声をかけると小さい小さい声で返事をしてくれる。そんなさばたんを見てると、もう、私には頑張ってとは言えなくなってしまった。だって、だってもう十分頑張ってるじゃないか。もうずっと前から、院長先生からは、いつ死んでもおかしくないと言われている。私自身、頭の中ではさばたんの状態を理解していて、覚悟はしている。
ブラッシングをして、汚れてしまった身体を拭いて、「さばたん、もう、頑張らなくていいよ。」とつぶやきながら、撫でていた。時折、心地いいのか尻尾の先をフリフリしてくれる。帰るときにゲージに戻すと、淋しそうに鳴く。「また、来るね。」
