『キングダム・オブ・ヘブン』2005年
「ロード・オブ・ザ・リング」以外では、いつも情けない男オーランド・ブルームの主演作。
リドリー・スコットって大作作るの上手いね。纏まってます。
公式HP
物語は1900年代初頭のエルサレムの攻防。
同じ一神教のクリスチャンVSイスラム教の宗教戦争は元々醜い宗教戦争だけど、十字軍の殺戮の数は第二次大戦の戦死者の数より多いことも含めて、いまでも戦ってるよね、エルサレム。一つの土地に三つの聖地。(もう一つはユダヤ教)
元々三つの宗教はヤファウェー(アッラーに同じ)という同じ主(唯一絶対神)から始まってる。キリスト自身はユダヤ教だったんだよね。どれも旧約聖書が基本なのに、新訳聖書とかコーランを勝手に作ったからいけないとわしは思うんだけどね。争いの種はそこよね。
でも、物語はそんな宗教的歴史の意味とは関係なく、アクションとロマンで脚色されてて良かったな。
宗教は単なる背景で、なにも肯定しないし、啓蒙しないとこが、エンターティンメントだよね(^o^);
昔、昭和の初めに映画は第八芸術の誕生と言われたけれど、やっぱり娯楽映画は面白くないといかんね。