銀玉鉄砲。
今の6ミリBB弾の元祖みたいな玉を使うおもちゃのガンだけど、銀色に塗装されている生身は黄土色の泥で出来ていた。
これは踏みつぶしたり、拳銃の中で回転不良を起こしたりすると、すぐ潰れて粉になってしまう。
ある意味環境にやさしい素材だと言えるよね。
小学生の高学年の時は、正に今のサバゲ(サバイバルゲーム)の元祖のような遊び方をしたものだ。
子供が集まって、まあ紅白戦じゃないけれど、二つに別れて自然環境の豊かな場所で遊ぶ訳だ。まあ、野山かな。
戦時中につくられた防空壕や、農地の廃屋のような道具小屋が絶好の基地でもあった時代。
少年漫画誌には、巨人大鵬卵焼きの時代から連綿と続くグラビアには、戦艦大和だの零戦だの拳銃だのの写真の他に、秘密基地の作り方だの、忍者だのと、当時はそんなもんだったな。
今のように人気キャラは多くなかったのだ。
確かに、「少年ジェット」や「まぼろし探偵」のようなヒーローはいたけれど、毎号グラビアにはならないのだな。
月間漫画紙では「鉄腕アトム」がまあだ頑張っていたしね。
テレビ連続活劇(まあ海外戦争ドラマ)では「ギャラントメン」と「コンバット」を小学生も一生懸命見てた訳。
(もっとも「ギャラントメン」は放送時間帯が遅いため、寝てしまって見られないことが多かったな(^o^);)
そんな時代の銀玉鉄砲は郷愁をそそるおもちゃな訳だ。
セキデン オートマチック↓