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カテゴリ:アスペルガー・ヒロ
夜、布団に入って真っ暗にしてから、ヒロに学校の話を聞く私。
日中は、刺激が強すぎるのか、聞いてもなかなか思い出せず、こちらの話も聞いていないからだ。 真っ暗の中だと、会話が成り立つ。 いつものように、休み時間をどう過ごしたか聞いてみた。 私 「今日の20分休みは何してたの?」 ヒロ「えーとね、運動場で縄跳びの練習をして、 そしたら練習台を壊してる2年生がいてたから、 止めて2年生の先生に言いに行ってん」 私 「・・・?誰かと行ったの?」 ヒロ「違うよ、ヒロ一人で!」 私 「じゃあ練習は?練習も一人でしてたの?」 ヒロ「そう!練習も一人やで!」 私 「皆は何して遊んでるん?…ヒロは、別に一人で 練習してても寂しくない?」 ヒロ「皆は、お部屋で遊んだり色々。一人でも寂しくないよ」 あっけらかんと、ヒロは答えましたが、私は少し複雑な気持ちになりました。 まず、一人で縄跳びの練習。 縄跳びは、協調運動なので苦手です。 ジャンプするタイミングと、縄を回すタイミングが微妙に違います。 出来る人は、いちいちそんなこと考えずに回し、飛んでると思いますが、発達障害の人には難しい課題です。 自転車もそうでした。 ペダルを回すと、ハンドルが安定せず、ハンドルを気にするとペダルが動かない。 何気なく出来ないのです。 何気なく出来ないから、教える方も難しい。 今、体育の時間に縄跳びをしており、少し飛べるようになったと話していたので、楽しくなってきたので練習していたのだろう。 なんとか、飛べるようになってほしい。 しかし、一人って寂しくないのかな? きっと、頭の中で縄跳びの練習しようと考えていて、一人で黙々と練習してたのだろう。 一人で行動出来ることはよいが、女の子は群れることが多いので、気付けば一人になっていないか心配である。 そして最後の、破壊する2年生。 少し話はそれるが、2年生の一クラスは学級崩壊している。 どうやら、親が無自覚の発達障害児が3人同じクラスにおり、担任の指示が入らず徘徊するのだ。 昨年から問題になっているが、親に自覚もなく、学校から診断をつけることも出来ないため、ひどい状態になっている。 その一人が、学校の物を破壊していた。 一学期には、スーパーで万引きして問題になった少年である。 何らかの発達障害がありそうだが、どうしようもないらしく、授業が崩壊していくのを2年生の子供を持つ友人達は心配そうに見ていた。 今からこんなに問題があるのに、肝心の親は参観にすら来ないらしい。 問題があるのは、親のほうかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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