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カテゴリ:アスペルガー・ヒロ
仕事のことばっかり書いてたので、 子供のことを・・・ ************************
小学校の個人懇談がありました。
代理の先生での個人懇談でした。
担任が変わると、やっぱり荒れましてね。 明るい若い男性の先生なんですが、 これまで高学年を受け持つことが多かったらしく、 指示の仕方が分かりにくいようなんです。
泣きながら、宿題することも多くなっていました。
支援級の先生にも相談し、 「しんどい時は、支援級に行きなさい」 と、無理しないようにヒロにも声を掛けていたんです。
ヒロは、授業が分かりにくくなったと、 理科と算数で介助についてほしいと訴えていました。
支援級の懇談で、先生から聞かされ驚きましたよ。
なんと、この先生「支援級の子供」を受け持つのは、 初めてなんだそうです。 「だから、全然わかってないのよ・・・」 と、支援級の先生から聞かされました。
普通クラスでの懇談で、先生と話をするとそれがよくわかりました。 なんと、先生がヒロを、 パニックに度々陥れてたんです。
それは、先生自身にも自覚があり、 「僕より、子供たちの方が、よほど上手にヒロちゃんを扱います。」 と、自信なく話していました。
先生は、自分では全く書かすことが出来なかったプリントを、 「家でどうやって指導したのか、教えてください!」 と、熱心に聞いてきました。
先生は、ものすごく抽象的なアドバイスをするようで、 「考えたらわかるやろ?」 と追い詰めてしまうようです。
そして、最後には、 「先生が考えたことをノートに書いたらOKにする」 と言ったそうです。
ヒロは、とても勉強ができるんです。 テストも、ほとんどが90点以上です。 その子に、「写したら正解にしたる」ってのは、 やはりプライドを傷つけるんですよね。 絶対書かないそうです。
ヒロは、答えを教えてほしいわけではなく、 分かるように教えてほしいんです。 それが、先生にはわからない。
そんなことが、毎日のように続いてたようで、 ヒロは 「支援級の先生に介助についてほしい」と言ってたんです。
困りましたよね~。
ヒロは、想像力が乏しいのですが、指導の仕方では、 きちんと書けるんです。 一度、書き方を覚えたら、あとはなんとか出来るんです。
先生を一番悩ませたプリントは、 絵を見て書く、創作話でした。 書くとこが4つに分かれていたので、 私は、起承転結に分けて、 物語の始まりと終わりを先に考えさせ、 あとで途中のエピソードを考えさせたのです。 ヒロが考えたことを、私が箇条書きに書きだし、 それを繋げて文章にするのはヒロ。
それで、あっという間にプリントは終わりました。
その説明をすると、 先生は「は~!そうか~!」と感心していました。
健常児というのは、 始めを考えたら、どんどん話が膨らんでいくんでしょうか? 見通しの付きにくい子には、 終わりを先に決めた方が、書きやすいのかもしれませんね。
ヒロが「視覚優位である」ということも、 なかなか認められないようでした。
やっぱりそこは成績がいいからんなんですよ。
でも、 早口で説明して、書いてくれない先生の指示が ヒロは半分も理解出来てないんです。
支援級の先生が、そのことをよく理解してくれてるので、 担任へ、度々指導が入ってるようです。
有難いと思いました。
3学期には、長期休暇が終わり、 大好きな担任の先生が戻ってくる予定なんですが、 戻ってこなかったら、 ヒロの試練はまだまだ続きそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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