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カテゴリ:院長の「物語り」
「本郷の版元」より冊子小包が到着。なかを開けてみると、漫画家の吉野朔実さんのサインが入った、「カスガ先生の答えのない悩み相談室」が入っていました。 「答えのない悩み相談室」は、カスガ先生の文章と、吉野さんのイラストが、ジャズの即興演奏における「インタープレー」のように共鳴し合って、回答の滋味が深まっていく構造になっているのであります。 先日、版元から呼ばれて、カスガ先生&ビトー先生のインタビューをやったときに、カスガ先生の担当編集者であるS石さんに、「わたし、吉野さんのファンでして」と話したところ、「こんどカスガ、吉野の両先生に、歌人の穂村弘さんを加えた3人で、トークショーをやりますから、先生のために吉野さんのサインをもらっておきますよ」と笑顔で請け負ってくれたのでした。そのとき「おねだり」した、約束の品が送られてきたというわけ。ありがとう!S石さん。 その<「『治らない時代』の医療者心得帳」大好評記念>トークショーは、10月28日に神保町の三省堂書店で開かれたのですが、テーマは「不吉に耐える」。カスガ先生らしいタイトルです。 イベントの案内文を読むと・・・ <病い、痛み、死の予感等々、「嫌なこと」を携えて患者は医者の前に姿を現す。迎え撃つ医療者も、そんな患者に振り回されまいと必死である。それが「治らな い時代」の医療現場だ。たくさんの嫌なこと、不吉なことがうずまく医療現場で、お互いどのように振る舞ったら格好がつくのだろうか。また医療の場を離れ て、日常生活において「嫌なこと」「不吉なこと」を、どうやり過ごしているか、取り繕っているかを語り合う。> 田舎暮らしの悲しさで、こんな魅力的なイベントに参加できず、とても残念。 ところで、わたしは吉野さんの「瞳子(とうこ)」という漫画を偏愛しているのですが、この作品に登場する<瞳子・森澤・天王台>というトリオは、<吉野朔実・カスガ先生・穂村弘>に各々対応していることに、トークショーの企画を知ってから、はたと気づきました。なに、今ごろ気づいても遅い? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.03 19:39:07
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