146114 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Blog de 院長日誌★医院をめぐる物語り

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2008.04.06
XML
カテゴリ:医院の「物語り」

鯰先生におかれましては、このたび当院の建築デザインでエントリーされました、「第4回CCDOデザインアオード2007」で、最高賞である「グランプリ」を受賞されました。おめでとうございます。その「デザイン作品」のなかで、せっせと仕事をしているわたしにとっても、グランプリ受賞は大変名誉なことであり、心から喜んでおります。

このデザインアオードは、中部デザイン団体協議会(CCDO)が、加盟団体の会員のなかから、この2年間に顕著な活躍をした個人を表彰・発表するものであります。

3月26日から3月31日まで、ナディア・パークのなかにある国際デザインセンター4階・デザインギャラリーにおいて、「受賞者発表展」が開催されました。わが医院が、「デザイン作品」として展示されている様子が見たい! と言うわけで、さっそくギャラリーへ。

0804041

 われらが建築家・鯰先生を紹介するパネルは、展覧会の入口に掲げられおりました。

0804043

 大きく引きのばされた医院の写真や図面のパネルが、どーんとお出迎え。およそ1年前に、これらの写真を撮影したときのことが、なつかしく思い出されます。

0804042

 久々に「建築模型」とも再会です。設計・工事期間は、ずっとわたしの手元にあって、けっこう汚れたり、破損したところもあった模型ですが、作品展用にちゃんと「お化粧」がほどこされておりました。

グランプリ作品に対する審査講評(抜粋):
「病院と言えば殺風景で消毒臭くて・・・と言うイメージからはほど遠い斬新な建物。患者の心理に配慮された明るい雰囲気から心療内科かと思ったが、HPを見たら処置室も完備された内科で驚いた。ミニマムな構造ながら、シャープになりすぎず、おしゃれさとあたたかさがうまく同居している。内装や塀の木の使い方が絶妙だ。医療従事者と患者の、人間同士のフラットな関係づくりを後押ししてくれそうな建物。そういう意味では新しい時代への提案性に満ちていると言えよう。」(森村陽子審査員・中日新聞編集局文化部記者)

建築家と施主が意図したことを、審査員たちはきちんと受けとめ、評価してくださいました。「ミニマムな構造ながら、シャープになりすぎず、おしゃれさとあたたかさがうまく同居している」なんて、鯰建築のエッセンスを見事に要約してくれているじゃありませんか。よかった、よかった。

鯰先生からのメッセージ(展示パネル文章「この2年間の活動から」より抜粋):
「人のための空間作りを改めて意識している。利用する人や住まう人の心地よさや利便性、そして美しさ。その結果もたらされる建物に対する愛着が建築をさら に美しくし、長寿命につながるものと考えている。(中略)気持ちを豊かにする建築はやはりクライアントや職人など関係者の協働はいうまでもなく、見識と技 術とそして気持を込める事が大切で、それが実現された建築である。豊かさをもたらす空間に対して人は愛着という気持を返信する。人と建築との良い関係性が 将来育まれてゆくことを期待する建築である。」

美しく、気持ちが豊かになる空間で、毎日仕事をしている幸せな医者、それがわたしなのであります。そして、わたしだけでなく、当院のスタッフや来院される患者さんたちも、みんながこの空間に深い愛着の気持ちを持っています。この建物とそれに関わる人々が、10年後、20年後、どんな具合に成熟していくのか? 名づけて、「建築の旅=人生の旅」プロジェクト?! とても楽しみです。

鯰先生、本当におめでとうございました。ぜひ、おいしいスプマンテで、祝杯をあげましょうね!






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.04.06 20:18:49
[医院の「物語り」] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.