カテゴリ:プーケット
天国のようなベルエアリゾートのプライベートビーチで過ごした後は・・・当然ホテルに戻るわけ。
よっしぃは午後からやってきたので、のんびりして、帰りは最終便1本前のホテルへのシャトルに乗ることに。
シャトルという名の家畜トラックは、ビーチからかなり急な坂を上った場所に止まるので、周辺にはこのシャトルに乗りたい人たちがたまっている。
タイではよくある話なので、定時にこなくても「まあ、こんなものか」と待っていると・・・
どんどんビーチから人が集まり始め「これ、全員乗れるのかな??」という不安な表情が、それぞれの顔に表れ始めた。
小さい赤ちゃん連れのお母さんや、子供連れの夫婦が場を和ませてくれるものの、暑いし待っているの楽ではない。
「だー!だー!」
????
ありとあらゆる場所からあがる「だー!だー!」という言葉・・・。え?もしかして?
な、なんとここにいる20人近くの欧米人は、全員ロシア人なのだった!
がたいがでかいし恐そうだが、このメンツの中ではわりと早めにこの場に来たよっしぃ。
絶対にゆずらへんでー!と鼻息荒くスタンバイ。
それにしても、遅い。待つこと定時から30分たったころ・・・なぜか先にアメリカ人老夫婦が乗った家畜護送トラック、もといシャトルトラック到着。
その時・・・
ロシア人は「ぎゃーぴーぎゃーぴー!」と英語ではなくロシア語で運転手にクレームをつけ始めた。
降りると思っていたアメリカ人老夫婦はなぜか下りず、顔いっぱいにクエスチョンマークを浮かべている。
ってことはよけい乗れない人が出るっていうこと?
まあ、あんたら怒っている間においらのっちゃうもんね、と、よっしぃはそんなロシア人たちをせせら笑いつつとっとこ乗り込むと、残されてたまるものかと、みんな慌てて乗り込み始めた。
ぎゅうぎゅう、むぎゅぅうううう・・・。
いやー、つぶれちゃう。ロシア人の大きなおしりに挟まれて昇天しちゃーう!
何人かのロシア人男性が、立ち乗りしてくれたおかげでなんとか全員乗れたみたい。
同じような白人外見だというのにロシア人たちは、見当違いにアメリカ人老夫婦にも腹が立っているらしく、鬼のような目で二人を見ている。
だから、アメリカ人老夫婦はたった一人のアジア人客よっしぃに頼りない微笑みを向ける。
な、なんだかよ・・・第二次世界大戦の終焉を、今この家畜系トラックで再現しているようだぜ。
じゃあ、ここでは勝つ(意味不明)!
・・・いや、負ける。だってよっしぃ、たったひとりぼっち。
ちなみにこのトラック、素敵なプライベートビーチに向かう時は、ホテル→アクアリウム前(かわいいレストランやシーフード屋、コンビニがあるあたり)→最後にビーチだった。なので当然、ロシア人たちはその順番できていて、このアメリカ人老夫婦がアクアリウム前から乗り込んできたと思っていたらしい。
なぜか帰りの順番は海から直接ホテルには行かず、アクアリウムへ。
「カチューシャー!」「まとりぉおおしかぁああああ!」と言ったかどうかはさておき
アクアリウム前で欧米人夫婦を下ろそうとした運転手に向かい、運転席の窓をがんがんたたき始めた。
がんがん、がんがんがん!
奴らの激しすぎるジェスチャーを見ると・・・「あんなにバス停で待たせて、こんどはなんだってんだ!小さな赤ちゃんもいるんだぜ!」…ってな具合。
ただ正直・・・アメリカ人夫婦にはまったく罪がないわけで、タイ人にしてもなんかの理由で遅れたのは悪いにしても、ずっと待たせておくよりは遅れているから先にビーチを回っていいか?とアメリカ人夫婦に断っているのかもしれない。
乳飲み子を連れてきているのはわかるけど、ここはタイのリゾート。
ちょっとやそっと遅れてそんなに大騒ぎするなら別の手段で帰ればいいわけで、 ちょっと遅れて命にかかわるような乳飲み子を浜辺に転がしてきゃっきゃ遊んでいる時間も、十分赤ちゃんは暑かったんだから
もう少し早く切り上げればいいのではないだろうか。
それをすべてこの運ちゃんとアメリカ人老夫婦のせいにするのは、さらさらおかしいのである。
アメリカ人夫婦は完全に硬直してしまい、逃げるように家畜トラックを降りた・・・
ぎゃあああ!じいちゃんの敵、ロシア人の狂乱の中にとりのこされてしまったよー!
何がすごいって、「だーだー!」「ぎゃーぎゃ!」「ぴろしき(言ってない)!」のものすんごい音量の阿鼻叫喚の叫びと抗議を聞きながら、タイ人の運ちゃん&助手席のタイ人は
「けっ、ロシア人、なにいってんだかわっかんねーよ!」という顔で苦笑いをしていること。
もうどっちも知らんよ・・・。
ぽつんと1人、海風にふかれるよっしぃ。
凶暴なロシアン野獣たちとともにホテルに降ろされてまたびっくり。
ロシア人、運転手に掴みかかって何やら抗議しているが、なんとロシア語!
さらに輪をかけて驚いたのが、このベルエアの送迎車からおりて、バイクで、ほかのホテルに帰った「露助」が何人かいたことだ。
ギャーギャー、ホテルに帰れとわめいておきながら、なんと、ほかのホテルからここに泊まった友達の誘いでのこのこやってきたやつらだったっていう・・・
いい人もいるかもしれないけどさ
わりい、こういうの見ると、ぢぃちゃんの仇っての抜きにしても、やっぱ「露助」、好きになれねえわ(涙)。
どさくさにまぎれて大戦入ってきて、いろんな負の遺産を残した国民だけあるわな。
おそらく、先ほどの冷戦時代をいやというほど知っている世代のアメリカ人夫婦なんざ、 「あなたぁ、こわかったわねえ、あの露助たち!」「まったくだ!だまってボルシチでも食ってろ!」って思ったに違いない。
よっしぃもコサックダンスは習わないことにした(ってか習いたかったのかよ!)。
ちなみにロシア語で「じゃあね!」「さようなら!」にあたる言葉って
パカー
っていうってほんとすか?
ちょいと片腹痛いっす・・・。
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