カテゴリ:サムイ
おはよう、バンポービーチ・・・ 2日間、よっしぃの酒の相手をしてくれたにゃんこが、よっしぃの定位置で爆睡中・・・。 にゃんこはこの時まで知らなかったのだ・・・よっしぃたちがこの日、帰るという事を。
相変わらず宿の人お手製の朝食を食べ、にゃんこをいじり、12:30の船に乗るために荷物をまとめ始めたら、いままで超余裕で寝ていたにゃんこの様子がおかしい。 我らの部屋に入ろうとして「にゃん?にゃんにゃの?」と異常に話しかけてくる。 「こ、こいつなんか話しかけてきたよ!」 「完全には話てるよね。これ!これはネコ語でもタイ語なのか?」 そして、荷物を担いでフロントにカギを返そうと、3人で部屋を後にするさいも「にゃんなの?にゃんなの?」と話しかけてくるにゃんこに、「あばよ、にゃんこ」と声をかけると ・・・今まで外出するときなんざ、しらーんぷりしていたにゃんこが 「んぎゃふーにゃーーーーーーー!」と絶叫に近い叫びを上げて追いかけてきた。 ええええっ? 更にこんなに素敵な宿を経営していながら、ちーさんの友達のイングリッシュオールドメンの話では仲が悪いという姉妹の、姉の方に見送られ、よんでもらった車に乗り込もうとすると・・・にゃんこが 「ぎゃーにゃーぎょひゃー!」と聞いたこともないような叫び声を上げながら、乗り込んだ車の目の前のヤシの木、を爪でひっかきまくった。しかもものすごい勢いで。 「なにあれ?確か猫ってストレスたまるとがっしがしものをひっかきまくるけど・・・」 「うちらがいなくなるのがあんなにストレスなのか?ひっかきすぎや・・・まだひっかいとるし!」 にゃんこよ・・・そんなによっしぃとの酒盛りが楽しかったのかい?思わず涙が出そうになる。ああ、にゃんこ。 「よっしぃ、ずっと猫としゃべりながらお酒飲んでたから、もう仲間だと思われてたんだよ。」 「でも、何人もお客さん来るはずだしね。毎回あんなに嘆き悲しんでたら、身が持たないよねえ。」 にゃんこってもっとクールなんじゃなかったっけ?わんこだってあそこまでは発狂しない。茫然と見つめている間に車は無情にも発車し、にゃんこもバンポービレッジも後方へ見えなくなっていった・・・ ああ、またにゃんこに「うそだよ、部屋に戻ろう!」って言ってあげたい。戻りたい・・・。 ほろり。 こんなにも衝撃的なにゃんことの別れがかつてあっただろうか。にゃんこよ。どうかいつまでも元気でバンポービレッジのお客さんの酒の相手をしてあげるんやで・・・。 この呼んでもらった車、なんと大して遠くないナトンの港まで「650ばーつ」と言いくさりやがった。 宿の人がにらみつけたら「ろ、ろっぴゃくでいいでげす」と50は下げてくれたが、ミニバスでも一人100バーツ代だから、チャーターになるとそれくらいなのかも。たまたま休日だったせいか、ソンテオが恐ろしいほど走っていなかったサムイ。宿は立地の割には激安だったけど、交通費はかさむ島だよなあ。 あれよあれよという間にバスはナトン港へ。 そう、恒例の(?) 港なのに、エアアジアのチェックイン(爆)! すげえ。なんて開放的な、なんて自由なチェックインカウンターなんだ。 野良犬だって4,5匹ベンチで座っているぞ!・・・しかも犬のふんだらけだったわ♪
チェックインを終えたら船に向かいます。
帰りは元明石海峡のスター(?)たこフェリーちゃんではなく、よっしぃが幼い頃、香川県高松市に住んでいた時に、何度もお世話になった、宇高連絡船様だったのだ! ひよえー!行きも帰りも、乗ったことがある上に、とても思い出深い船に乗るとはなんという旅なのだ。ぎゃーっ!なのに、外観とりわすれたー!くやじー!
ナトンは港だというのに、こうやって見ると美しいエメラルドグリーン。サムイって海がきれいだなあ。さようなら…さようならサムイ!
船は中学1年生から2年の2年間、岡山に渡る度によく聞いた「ぷぅうう!」というをならして、サムイをあとにした。 ってか、すっかり忘れていたのに、聞くと「ああ!この音は!」って思いだすのは記憶の凄いところだね。別の意味で、香川での3年間を思い出し、思わず感涙。 サムイの島が瀬戸内海の島のようにみえてしまう、変な感覚に。 ちなみに、反対側に進む船も宇高連絡船!いいなあ!これからサムイですかあ? ん?たこふぇりーちゃんは夜担当のアダルトチームなのかしら(意味不明)?
バンポ―ビーチからはあんなに大きく見えていたパンガン島ほかサムイ周辺の島々も、どんどん小さくなっていく・・・くぅううう。
タイ本土のドンサック港近くになって、もう一つ上の階のデッキへ。ああ、ここは・・・懐かしい場所だ! 宇高連絡船って、船の中にさぬきうどん屋があったのだ。 とっても安くておいしかった。 プラスチックの器に入ったお椀を持って、ここに座って食べながら岡山に行ったり、香川に戻ったり・・・時には家族で、時には母親と、友人と・・・そうそう。部活の中四国大会で先生や部活のメンバーと、この席でうどんをすすったっけ! うわあー、なつかしいな!なんか昔の自分に会っちゃいそう。 おもわず、そこのタイ人青年よ、おばちゃんはむかし、その席で讃岐うどんを食べていたんやで、と話しかけたくなるのだった。
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