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テーマ:本と出版について(527)
カテゴリ:カテゴリ未分類
いま話題の・・・・鬼塚忠さん
その名前は、どこかで耳にされているのではないでしょうか? 3年間でベストセラーを12冊生み出した 日本初の「作家のエージェント」 アップルシード・エージェンシー 作品には、 『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』をはじめ、和田裕美さんの本のシリーズ。 TVドラマや、マンガにもなった『海峡を渡るバイオリン』。 『すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!』。 『考具』などなど。 去年は私がパネリストを務めさせていただいたライターズ・ネットワークのシンポジウムで、 今年は鬼塚さんが、パネリストの一人として登場されました。 他には、フォレスト出版の社長さんと、マーケティングライターの女性。 鬼塚さんは、一度テレビを拝見して、素朴なルックスに意外な印象を受けたんです。 だって、急速に伸びた会社だけに、やり手なイメージがあったから。 そのTVでは、制作過程を追っていただけに、 鬼塚さんや会社の個性がいま一つ伝わってこなかったのですが、 やはりナマのお話を聞くと、違いますね~~~!! 鬼塚さんの仕事を書かれた本 『ザ・エージェント ベストセラー作家を探しつづける男』を読んで、 その仕事内容もさらに理解できました。 それをシェアしますね。 鬼塚さんのアップルシード・エージェンシーでは、 作家と10年の契約を結ぶそうです。 世界ナンバー2ウーマンの和田さんに至っては、無期限契約だそうだ。 それは、その作家が売れるよう力を尽くすパートナーであり、 一冊一冊の本単位ではないから。 * 鬼塚さんは20代で数年間、ヒッピーさながらの世界旅行をして帰国。 新聞の求人広告を見て、翻訳の会社に入社。 その会社で、海外ではポピュラーであった作家のエージェントの仕事につく。 あのハリーポッターシリーズのJ.K.ローリングなども、 みんな作家のエージェントがついているとのこと。 やがてその会社から独立することになり、 日本初の作家のエージェントをスタートする。 出版点数では、年に7万冊(単純計算すると、毎日200冊弱)の新刊が生まれる昨今。 数年前とは様相がかわってきた。 出版社は点数が増えた分、ベルトコンベア式に新刊を発行する。 そういった中で鬼塚さんは、「この本は特別な本だよ」と出版社にアプローチしていく。 その企画が好きそうな編集者、時には社長にも賭けまでしたり…… 「何度も会いに行って、切々と訴えて、 この本は○万部いく本だよと、出版社さんにも信じてもらうんです」 それだけに、思い入れができる本・・いや著者しか扱わない。 では、 その鬼塚さんが求める著者とは、 どんな人か?? ・・・・知りたい?・・・・・・ 「若くて、まだ今は無名で、力がある人。 そういう人と一緒に1位を取る。 だから、いま業界で誰が“一番か”ではなく、 誰が“一番有望か”。 若いというのは、長期でつきあえるということ。 そして、力のある、がんばってくれる人。 切り口、知識、パッション(情熱) ・・・・知と情熱がある人ですね」 あと2人のパネリストからは、マーケティングやアマゾンの話しがでる。 鬼塚さんはニコニコしながら、真逆の展開をする。 「この2年間、業界はみんなアマゾン○位とかキャンペーンに惑わされた。 しかし、アマゾンの売れ行きは約3%、多くてもせいぜい10%です。 そこに力を入れるよりは、やはり実際の書店でどれだけ売れるかが重要」 それは、私も『ブログ成功バイブル』の販売数を確認して実感。 さらに--- 「どうやって、売れる書店で存在感を増すか。 たとえば30冊以下の配本を受けないようにして、平積みワゴン展開をベースにして売って行く」 また、よく言われることだけど、「読者像を漠然とではなく、 特定の誰かに設定することで、企画が浮き上がる」 というフォレスト出版さんとマーケティングライターさんからのお話にも、 「作家にフラストレーションが溜まらないよう、 まずは、『おもしろいものは全部出せ』と言っています。 その後で、整理していけばいい」 著書の「ザ・エージェント」にも、こんな下りがある。 元日銀マンの作家に、 「作家が書きたいテーマを書かせる」か、 「読者がどんなものを読みたがっているかリサーチして、マーケティングで書く」手法か。 この2つの狭間は、よくある問題だ。 私はコピーライターだったので、「ここで何を言うべきか」を煮詰めてから書いていた。 しかし、本を書くようになったら、むしろオリジナリティやオンリー1の位置を得るために、 もっと違う視点が必要だと感じた。 鬼塚さんは、第3の手法をとった。 それは、「作家のキャリアを社会に還元できるテーマは何か」という視点。 そこから、 『元日銀マンかせ教える預金封鎖』ができた。 これだけの手腕が光る鬼塚さん。 これからの本のテーマを伺うと・・・・ 「感動するもの。 意味のあるもの。 世の中に必要される、出るべき本を 生み出してください」と。 とてもまっとうな人だと感じました。 世間では、ネット起業とか虚業が多いけれど、 鬼塚さんの言葉は本当で、実のある仕事をされているな、と。 なので、ええ・・・、ブログを書かないでいたこの1週間、 実は鬼塚さんあてのメールや企画書を煮詰めたり、お送りしていました。 というのも、マザハラは、ただ本にするところで終わるとは考えていません。 社会のムーブメントにしなくては意味がない。 そしてまた、当事者である小さな子連れの母親は、何でもさわりたがり、ぐずる子どもを連れて、 おちおち本屋さんになんて行けないわけです。 だから、本からスタートするのはNG。 コミュニティの相談員や、携帯小説や、スーパーで売っている雑誌の連載や、 いろんなところで仕掛けていって、下地を作ってから、 本を出して、『バカの壁』『下流社会』『希望格差社会』のような提言を含んだ 社会のブームにしたいんです。 しかし・・・・・ 本の企画提案はともかく、 それ以外に関して、自分で自分を売り込むのは難しい。 だいたい、相手も自薦ではあまり相手にしてくれないですから(笑)。 なので、エージェントという方式が、いまの私とマザハラには必要だと感じて、 この一週間、アップルシードエージェンシーさんに意識を集中させていたわけです。 ええ。その甲斐あって、 火曜に最初のメールバック、金曜に企画書のお返事がきて、担当の方からご連絡いただくことに。 (^_^vうれしい。 百世、がんばりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/04 02:12:17 PM
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