2023年 J1第33節 vs ガンバ大阪戦(3-0)- エディオンスタジアム有終の美
林の引退発表。なかなかベンチ入りも難しくなっていたけど、今シーズンで引退することになりました。エディオンスタジアムでプレーしてきただけに、区切りになったのでしょう。15年にベガルタから復帰して、J1優勝の立役者になりました。その後も正GKを守り、大迫の大きな壁になりました。今後はまだ発表されていないけど、お疲れさまでした(どうやらコーチ陣に加わるらしい)。 エディオンスタジアムのラストの試合。レッズの結果しだいでまだ3位が狙える状況だけど、スキッベ監督は青山を先発で使うことを明らかにしました。ドライな監督が多いけど、わりと人情家ですね。まあ、それだけのプレーができるという判断もあると思います。 また、ベンチに柴崎、柏、林もはいるそうです。エディオンスタジアムで戦っていた選手を全員入れるのでしょう。なんとなく、青山以外は今シーズンで終わりなのかと思ってしまいますね。 前売り券の完売で、当日券はなしとなった満員のエディオンスタジアムで迎えるガンバ大阪は15年にチャンピョンシップを戦った相手です。因縁を感じながら発表されたスターティングメンバーは以下でした。 ドウグラスV 加藤 満田 東 川村 青山 中野 佐々木 荒木 塩谷 大迫 SUB:林、野津田、エゼキエウ、松本、柏、柴崎、ベンカリファ 予告通り、青山が先発です。相方が川村なので、青山が少し下がり気味でしょうか。ワントップは、ドウグラスVが復帰です。ピエロスはベンチにもいないので、またケガなのかも。それから、志知が外れて東が左WBで先発なのは、また序列が変ってきたか。 また、ベンチに林、柏、柴崎も入りました。DFが誰もいないけど、もしもの時は、東か中野を下げるのでしょう。しかし、マルコス、ピエロスはケガが多いですね。マルコスは移籍してから何試合でたのだろうか。ただ、ベンカリファはガンバ戦に強いから入れたのかもね。 対するガンバ大阪は、現在16位と残留争い中です。メンバーだけみると、上位争いをしていても不思議ではないのに、サッカーとは不思議なものです。同じシステムなので、また中盤での潰しあいか、裏へのロングボールになりそうです。 中盤のダワンとフリーに動くだろう倉田をしっかりと捕まえておかないとプレスを外されてピンチになりそうです。ガンバはこの試合を引き分ければ残留が確定するので、試合の進行によっては引いてくる状況もでてきそうです。 なので前半に得点して相手を引き出すような展開にしないと、サンフレッチェの勝利は遠くなりそうです。それでも、満員のビックアーチ(エディオンスタジアム)での最後の試合、林の引退セレモニーもあることを考えると、しっかりと2-0で勝ってもらいたいと思った試合前です。 ガンバは同じシステムだけど、練度に差があります。あれって思うくらいプレスが弱いですね。3バックの弱点のWBの裏を狙ってサンフレッチェが攻めます。東、川村、加藤、ドウグラスVが絡んで左サイドを攻略します。 そして、左サイドから加藤のクロスを中央でフリーになっていた満田がヘディングシュートを決めました。フリーでクロスを上げた加藤にフリーで飛び込んだ満田とガンバのゆるゆるの守備に唖然としました。 これでガンバは点を取りに前から来るかと思ったけど、前からのプレスはあまりやってきません。5バック気味に構えてしまうけど、やはり左サイドを突破されます。 満田からパスを受けた東が左サイドでボールを持つと余裕をもってストレート系のクロスをゴール前に上げます。それを逆サイドから走りこんだ中野がヘディングシュートを決めました。ようやく、中野はJリーグ初ゴールを決めました。ポジションを掴んで、今シーズン中に1点取れてよかったですね。 前半にあれだけ点が取れなかったことが不思議なくらい簡単に点が入ります。裏返せば、どうしたのかと思うほど、強度のないガンバの守備ですね。3バックの相手には3-4-2-1を使ってきたようだけど、どうボールを前に運びたいのかわかりません。 2点リードしてもサンフレッチェの攻撃は変わりません。青山が中盤の底にいて、長いパスで局面を変えるのは素晴らしいですね。後ろに下がって、塩谷が右に張り出すと、懐かしい4バックの攻撃もありました。温情ではなくしっかりとプレーができることを示します。守備時は、ダワンをマークして縦パスを入れられないようにしていました。 ガンバの攻撃も単発ながら、やはりロングボールからチャンスを作ります。でもさすがとというか、大迫が素晴らしい飛び出しで、相手のチャンスを潰します。食野がトラップした瞬間に間を詰めた判断はよかったですね。 こうなると早く3点目が欲しいと思いながら、前半は終了しました。青山や川村のシュートは相手DFのブロックになったけど、惜しいシーンでした。 後半も同じメンバーで始まります。前半と同様に前からのプレスでチャンスを作ります。中盤のこぼれを満田が拾うと、満田はファールで倒されます。でも、ボールが川村にこぼれたことで、審判はアドバンテージを取ります。川村はそのまま左の加藤に縦パスを出すと、加藤はゴール右隅にコントロールショットを決めました。 これで、3点リードです。試合の趨勢は決まったわけだけど、できるだけ点を取って林を出す展開にと期待します。 73分に青山->柴崎、ドウグラスV->ベンカリファになります。柴崎がシャドーに満田がボランチです。今日の青山はシュート以外はとてもいいプレーでした。ベンカリファはそのままワントップ。ガンバには悪いけど、横浜FCはリードされているのだから、このままでいいじゃんと思いながら見ます。 柴崎も元気にプレーです。短い時間ながらシュート3本。特に、東からの横パスを撃ったシュートがポストを叩いてしまったシーンは惜しかったですね。決まっていれば、「持っている」となったのに。 そして、83分には、ついに林が登場です。大迫->林、満田→柏になります。これで、ベテランが全員出場になりました。柏が左WBに、東がボランチに移動です。林の見せ場があるのかと思ったら、FKやCKなどできちんと見せ場がありました。 そして、柏も左サイドからやさしいラストパス。ただ、川村はヒットできませんでした。今日も川村はよくシュートを狙ったけど、決まらない日でした。 最後は足が攣った加藤に代えて、野津田がはいります。東が前にポジションを移して、野津田がボランチです。東はどこでもやります。3点リードだしホーム最終戦だからと、CKで時間を使うのではなく、最後までしっかりと攻めました。きっと荒木はゴールが欲しかったはず(笑)。 ガンバが選手交代で前に強い選手をいれてきたので、4点目はなかったけど、無失点に抑えて終わりました。エディオンスタジアムの最終戦を3-0と内容も展開も十分な結果です。前節がひどかっただけに、シュート26本って、すごいな。 さらに、レッズがアビスパに負けたので、3位に浮上です。最終節レッズはアウェイでコンサドーレ戦、サンフレッチェはアウェイでアビスパ戦です。好調なアビスパだけど、自力で3位になるチャンスができました。3位になればリーグの賞金もあるし、ACL2に参加になるので、新スタジアムの稼働率が上がります。一時はあきらめていた3位が転がり込んできました。ここは、絶対に3位に死守しましょう。p.s. ハンジェが林のセレモニーに来たのは驚きでした。元気そうでしたね。また、うどん食べたのか?楽天市場| 楽天トラベル| 楽天toto| 楽天カード| 楽天ブックス