2024年 J1第1節 vs 浦和レッズ(2-0)- 初ゴールは大橋、開幕戦勝利
待ちに待ったJリーグ開幕戦。新スタジアムができて、初めての開幕戦です。PSMでスタジアムのお披露目はできたけど、キャンプ中の練習試合という位置づけのため、ガンバには逆転負けになりました。でも、ピエロスが初ゴールでよかったですね。スタジアムは無理なので、NHKの見逃し配信でみました。 そして、2週間後に開幕戦です。キャンプでは、マルコスがケガで離脱したくらいで、調整は順調に進みました(あっ、イヨハはケガらしい)。去年手術した大迫は開幕戦に間に合います。アジアカップの日本代表を見るとGKがいかに重要かと分かっただけに、大迫の復帰は心強い。 スキッベ監督体制の3年目。2年連続3位は決定力不足が最大の原因。そこでフロントはベルマレーから大橋を獲得。ピエロス、ドウグラスV、エゼキエウが順調にキャンプをこなして、今シーズンは活躍が期待されます。 新スタジアム完成、ストライカーの獲得、順調なキャンプ(マルコスを除く)と揃えば、今シーズンはぜひとも優勝を狙いたいシーズンです。「アレ」なんて軟弱な思考ではなく、優勝を狙いましょう。鉄壁の守備陣にケガなくシーズンを通して活躍できれば、絶対に狙えると思います。 さらに、ヴァンフォーレがACLで敗退したために、秋にはACL2への出場が決まりました。対戦相手やレギュレーションがまだよくわからないところもあるけど、シーズン終盤には、また違う面白さもあるシーズンになりました。これくらいワクワクするシーズンは久しぶりですね。 新スタジアムで迎える開幕戦の先発メンバーは以下になりました。 ピエロス 加藤 大橋 東 川村 満田 中野 佐々木 荒木 塩谷 大迫 SUB:川浪、山崎、松本泰、エゼキエウ、小原、野津田、ドウグラスV 調整が心配された大迫、佐々木もしっかりと先発。そして、やはり、ボランチは満田でした。今シーズンはボランチでいくようです。そのかわりシャドーには大橋が入りました。前線のターゲットが増えて、前からのプレスもしっかりやるので、嵌まりそうです。サイドからのクロスは入るので、前線にストライカータイプを並べたことになります。これは、いままでのシャドーとは違う構成です。 サブには小原が入りました。志知、越道を押しのけてベンチ入りは、期待が大きいのでしょう。サイドの代わりは、困った場合は川村や満田を回すこともできるので、サブにはいないのでしょう。開幕戦だから少し安定を考えるかと思ったけど、無茶苦茶攻撃的ですね。 対するレッズは、ヘグモ新監督を迎えて、さらに大型補強を行いました。システムは4-3-3でワンアンカーです。話題のソルバッケンがいないのはラッキーか。キャンプからメンバーを固定してきたそうだから、新監督とはいえ連携はそれなりにとれていそうです。FWの真ん中にはエスパルスからチアゴ サンタナを獲得したけど、2年前にすでに対戦済みなので、荒木はしっかりと抑えてくれるでしょう。 新監督が連れてきたワンアンカーのグスタフソンがどれくらいサンフレッチェのプレスを交わしてボールを回していけるのかがカギになりそうです。浦和の攻撃の成否を決めそうです。 それでも、PSMの後半開始のメンバーなら前半から得点が期待できそうです。新スタジアムの初ゴールが誰なのか、またピエロスで、今シーズンの爆発を期待させる活躍を信じて、2-0を予想した試合開始前です。まあ、そんな予想より、新スタジアムでシーズンが始まるワクワク感がいっぱいの試合前でした。 試合開始から前プレスと思ったら、予想よりピエロスの位置が低いです。初対戦なので、相手の出方を探ろうとしたのか、プレスを掛け始める位置が少し低いですね。また、GKへのプレスも躊躇うような動きで、ショートカウンターを発動になりません。 でも、時間とともに慣れてきたのか、ピエロスは、去年よりプレスをしています。コンディションがいいのでしょう。また、グスタフソンには、加藤、川村、満田でしっかりとマークしています。シャドーの加藤はよく上下に動いて、プレスをしたり攻撃に出たりとフル稼働ですね。この加藤の動きで、前はFW3人が成り立っている感じです。 浦和は、前プレスから中盤を閉められているので、WBの裏へパスを出して打開を図りします。そのため、セカンドボールを拾われるとサンフレッチェの最終ラインは下げられて、サイドからのクロスでピンチになります。 また、CKもデザインされていて、フリーで先にボールを触られてしまいます。塩谷がマークについているはずだけど、チアゴ サンタナにうまく外されてしまうケースもあり、こちらもピンチでした。 でも、最後には大迫がゴールに鍵をかけます。ブランクを感じさせない安定感で、至近距離からのシュートを弾きます。また、シュートもしっかりとキャッチして、ボールをこぼしません。影のMVPは大迫という活躍でした。 攻撃は、いつものようにサイドを使って前進を図ります。ボランチに満田と川村を並べたので、サイドチェンジを有効に使います。ただ、レッズは中央を固める守備なので、ボールをゴール前に運んでも、多くの選手がいるためミドルシュートはことごとくブロック似合います。 満田から逆サイドの中野に出たいいクロスも、中野は初ゴールを意識したのか、ヘディングで中へ落とすのではなく、胸トラップでコントロールしたので、トラップした瞬間に相手に詰められてボールを失います。正直、シュートよりアシストを意識してほしいですね。 前半は無失点なら十分かなと思っていたら、満田のクロスのこぼれを川村が拾って、塩谷にパス。塩谷はすぐに速いパスで川村に戻すと、フリーで受けた中央のスペースからミドルシュート。西川が横跳びで弾くも、こぼれたボールに詰めた大橋が浮かせたシュートで先制点を奪います。 なんと、新スタジアムの初ゴールは移籍したきたばかりの大橋のゴールでした。去年もベルマーレの開幕戦はハットトリックでしたね。まさか、シャドーで先発して初ゴールとは、監督の起用と強化部の獲得がいきなり結果を出します。 レッズが中央に強い外国人DFを置いているだけに、なかなかPA内へのクロスや進入が難しかったけど、その外からのミドルシュートが功を奏しました。前半、レッズに押される展開になっていただけに、この先制点はとても大きいものになりました。 後半も同じメンバーでスタートです。でも、ハーフタイムに前プレスを修正したのか、相手の出方が分かってきたこともあり、前半より高い位置からプレスに行きます。アンカーのグスタフソンには、川村か満田が下がってもついていくようになります。レッズは、アンカーが落ちてこない約束があるようなので、捕まえやすいかも。 それから、GKにもプレスを掛けるようになりました。そのためか、西川のキックも少し精度を欠いたように見えました。 そして、相手の低い位置でのビルドアップからボールを奪ったところで、PA内で大橋が倒されてPKを得ます。大橋がボールを離さなかったので蹴るかと思ったけど、チームの約束はピエロスなので、キッカーはピエロスになります。まあ、これまでの実績からみても、ピエロスはPKがうまい。 しかし、GKを見て蹴ったピエロスのPKは左サイドに外れてしまいます。西川が動かなかったのでプレッシャーを受けたのか、新スタジアムのPKはこれまでの風景が違い過ぎたのか、今日はピエロスの日ではないようです。まあ、なかなかピエロスの日は来ないのだけど(笑)。 嫌な流れになりそうだったけど、すぐに追加点を奪います。左サイドで加藤がボールを持つと、相手を交わしてクロス。ニアに飛び込んだ大橋がヘディングシュートを決めました。PKを蹴っていたらハットトリックになっていたけど、まあ新スタジアムの2ゴール目も大橋でした。そして、ナイス強化部、ありがとう足立さん。 その後もカウンターからチャンスがあります。3対1になって、満田が左サイドにいたピエロスにパス。ピエロスはシュートを打ったけど、GKの正面と、今日は本当にピエロスの日ではない。イライラが募ったのか、相手のFKのボールを隠すようないらないプレーでイエローカード。マルコスが復帰したら先発の座も危うい。 そして、73分にドウグラスVに交代です。ただ、ドウグラスVもゴールが欲しいのか、あまりプレスにいかないですね。ゴールが欲しいからいいタイミングで裏に抜けるけど、ボールが出てこないことが不満のようです。2点リードしているのだから、他の選手はリスクも考えるでしょう。 レッズが選手交代で攻勢を強めたこともあり、かなりオープンな展開になります。その分、サンフレッチェのカウンターも増えたけど、最後はなかなか決まりません。 レッズが興梠を入れてきたことで、レッズのシュートが増えていきます。チアゴより興梠の方がPA内では怖さを感じますよね。終盤疲れが出てきたのか、守勢に回ることが増えたので、加藤に代えて松本泰と投入。松本泰がボランチ、満田がシャドーに入ります。 カウンターのチャンスから満田が持ち上がって、フリーのドウグラスVにパス。ドウグラスVはフリーでシュートを打ったけど、GKに弾かれてしまいました。ピエロスといい、ドウグラスVといい、決定機を外してしまいました。 アディショナルタイムに川村がコンディション不良を訴えて座り込みます。すかさず、山崎をボランチに入れます。川村は胸を打ったのか、走り過ぎて酸欠になったのか、ちょっとわかりません。それでも、山崎を入れて逃げ切りを図ります。 オープンな展開になった終盤はレッズの攻勢を受けます。レッズのCKからのヘディングシュートはクロスバーを叩いてゴールにならず、守備陣が踏ん張って、なんとか無失点で終了して、勝利しました。 CKでの攻撃や守備についてはいろいろと改善しないところが多くあるけど、とりあえず開幕戦を勝利で飾ることができました。やはり、サッカー専用スタジアムはカメラの配置もよくて見やすいですね。 そして、今日のMOMは大橋です。今日で年俸の半分ぐらいは活躍した価値があるゴールになりました。でも、それを導き出したのは、大迫のナイスセーブに守備陣の活躍でしょう。今日も、1対1を制して獅子奮迅の働きだった3CBも褒めたいと思います。 何はともあれ、新スタジアムでの開幕戦勝利。これ以上のことはない1日になりました。 次節は、アウェイでFC東京戦です。FC東京の試合でも見ながら、次週の戦い方を考えましょう。天気は残念だけど、良い3連休になりますね。楽天市場| 楽天トラベル| 楽天toto| 楽天カード| 楽天ブックス