2024年 J1第4節 vs ヴィッセル神戸(0-0)- 攻撃をどちらも封じる
山﨑が右ひざの手術により今季絶望。鉄板3CBとはいえ、貴重な控えがいなくなりました。特に替えの効かない荒木のポジションをカバーする選手だっただけに、ちょっと替わりがいないですね。イヨハの状態が不明のため、シーズンが始まったばかりとはいえ、今後に大きな影響を与えそうです。 また、ドウグラスVが右ひざの治療のためにブラジルに一時帰国。来日は未定です。今シーズンはピエロスの調子がいいけど、終盤の攻め手を一つ失いました。こちらも、途中交代の攻撃の手を一つ失うことになります。日本語がうまくなったとはいえ、エゼキエウの話し相手の一人をしばらく失います。 一方、W杯2次予選の北朝鮮戦の日本代表に、大迫と川村が選出。アジアカップを見たら大迫の復帰は当然だろうけど、川村も選出されたのは驚きです。欧州の選手がケガや訴訟などで招集できないので出番が来たのだろうと思います。アウェイの平壌への移動と試合は大変だろうけど、ステップアップのために色々と経験してもらいましょう。 一週間で多くの出来事があったけど、今節は、アウェイのヴィッセル神戸戦です。去年の王者は、今年もしっかりと補強して戦力をアップさせています。厳しい戦いになることが明らかなアウェイ戦の先発は、以下になりました。 ピエロス 加藤 大橋 東 川村 満田 中野 佐々木 荒木 塩谷 大迫 SUB:川浪、松本泰、志知、エゼキエウ、越道、小原、野津田 予想通り前節と同じ先発メンバーです。全体練習に復帰したマルコスはコンディションが上がらず、まだベンチ外です。サブに茶島に代わって越道が入りました。控えは全員MFって、ペトロビッチ監督時代以来ではないかと。DF層の薄さがやはり課題ですね。 対するヴィッセルは、4-1-2-3のフォーメーション。半端ないほうの大迫が絶好調のようだけど、今の3CBならしっかりと対応できるでしょう。それより中盤の3人をしっかりと捕まえて、高い位置でボールを奪うことができるのか、そこがカギになりそうです。なにしろベンチメンバーを見た場合、先制逃げ切りじゃないと難しくなりそうです。 また小原を見てみたいところもあるけど、拮抗した試合になるので、出場機会があるかどうかわかりません。アウェイで王者相手となると、1-1の引き分けでも十分と思った試合前です。 やはり、攻撃は右の中野へのロングボール。セカンドボールを拾って前進を図りたいけど、ヴィッセルはしっかりと対応していて、ここを起点にすることができません。 満田が右サイドに落ちて、そこからボールを配給するのは、前節と同じです。ただ、ヴィッセルもしっかりとプレスに来るのでボールをどう運ぶのか、苦労します。試合中盤から、右サイドではなく、直接中央の裏のスペースにパスを出すようになります。オフサイドに掛かることはあるけど、なんとか打開を図る意図はわかります。でも、精度が伴わないので、実質クリアのような形になってしまいます。 右サイドがダメなら、左サイドの連携から前進を図ります。しかし、こちらもしっかりと対策をされてきて、加藤がサイドのスペースに流れてもしっかりとフォローが入るので、東からのパスをカットされることが増えました。相手の寄せの速さもあり、左サイドで作って右サイドへの展開もなく、中盤でのボールの奪い合いになりました。 守備は相手のIHを川村と満田が下がってケアすることはできていました。また、相変わらず3CBの強さを発揮します。今日は、審判がファールをあまり取らなかったので、ファールに見えても流されてピンチもありました。でも、大迫を含めて守備陣は奮闘でしたね。正直、相手のFWの年俸を考えると、こちらの守備陣の年俸をもう少し上げてあげたいと思うほどでした。本当に、この3人がいるからできる戦術だとつくづく思います。 目まぐるしくボールの奪い合いを続ける前半は、どちらもチャンスはなく終わりました。そして、後半も同じメンバーでスタートです。 後半立ち上がりは、また攻勢に出たけど、なかなかシュートまでいきません。相手のプレスも速いので、前線でボールを保持できないですね。ここで交わせばチャンスという場面でドリブルもカットされて、カウンターのピンチになります。ヴィッセルのトゥーレルの強さとうまさが光っていました。 サンフレッチェのボールを奪う位置もあまり高くないので、奪って攻撃に出る距離が長くなります。中盤で奪っても、打てるのはミドルシュートとなり、枠内に飛ぶシュートがありません。 後半も膠着状態なので、これは第2節のFC東京戦と同じようにメンバー交代はないのかと危惧したけど、さすがに疲労を考えて交代になります。 先ずは、満田→エゼキエウ、中野->越道になります。ついにキタか、加藤がボランチに降りて、エゼキエウがシャドーにはいります。越道は、そのままWBです。少しオープンな展開になり始めたので、サンフレッチェもサイドから攻撃ができるようになります。 終盤はさすがに疲れがでてきたので、相手のプレスがかかる位置が少し低くなりました。しかし、ここでアクシデント発生。ピエロスが自ら座り込んでしまい、交代になります。おそらく右太もも裏の肉離れでしょう。ピエロス->志知になります。 大橋がワントップ、加藤がシャドーに復帰、東がボランチにはいり、志知が左WBになりました。志知の左からのクロスに期待したいけど、中央の高さはすこし減っています。 越道からのクロスを相手DFがクリアミス、ボールが流れたところに志知がいたけど、おもちゃの右足から左足に持ち替えたことで、シュートスペースを消されます。右足ダイレクトの方が面白いところだけど、前節はゴール手前でも右足にまともに当たっていないので、無理なのでしょう。 連続した攻撃の中から越道からのクロスも下がりながらのヘディングシュートになったので、枠を捉えることができません。今日は、サンフレッチェはシュートを打ったけど、枠を捉えるシュートがすくなく、可能性を感じませんでした。 オープンな展開になると、段々を押し込まれることが多くなります。ラインが少し低いこともあって、なかなか前にボールを運ぶことも難しくなりました。こうなると、もう引き分けで十分という展開でした。 後半に大迫のナイスセーブと荒木の体を張ったブロックでなんとか失点をしないで、試合終了しました。試合展開を考えると、引き分けはよく頑張ったという結果になりました。 しかし、ピエロスのケガが痛いですね。今年は筋肉系のケガもなくキャンプを過ごしただけに、4節で離脱になると痛いところです。試合後の話だと張りということなので、もしかしたら軽傷で済むかも。ドウグラスVが不在なため、ワントップは今後大橋になりそうです。幸い代表ウィークで次節まで2週間空くので、しっかりと休んで再度調整をして、次節に臨みましょう。 4試合で2勝2分で勝点8。対戦相手と内容を考えれば、しっかりと結果はついてきています。去年に比べれば、上々の滑り出しです。次節まで2週間空くことはラッキーと考えて、PSMのリベンジ、G大阪戦に備えましょう。楽天市場| 楽天トラベル| 楽天toto| 楽天カード| 楽天ブックス