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芒洋の日々 

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March 25, 2006
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カテゴリ:文学・音楽
ぼくは20歳だった。それが人生でもっとも美しい年齢だなどと、ぼくはだれにも言わせはしない。

『アデン・アラビア』 Paul Nizan


河出書房新社の『別冊人生読本 青春』(このシリーズ、なかなか面白い)を読んでいたら、偶然ニザンの言葉に再会した。有名な言葉だと思うのだが、以前はどこかの名言集か何かで見たことがあった。ニザンは、サルトルと同世代のフランスの作家(アンリ四世高等中学校で2人は出会っている)だが、1940年に35歳の若さで戦死している。ジョージ・オーウェルとも二歳違いであり、おそらくはスペイン市民戦争期の左翼知識人であろう。但し、39年の独ソ不可侵条約に衝撃を受けて、ただちに共産党を脱党、とある。

『青春』には前半の二節までしか載っていないが、『アデン・アラビア』は、エリートとしての自己に疑問を抱き、ニザンがアラブのあちこちを彷徨する物語(エッセイ?)らしい。サイードの『オリエンタリズム』や『文化と帝国主義』の中には取り上げられていないようだが、一体どのようなものなのだろうか。早速、amazonで注文した。その際、オーウェル・ベンヤミン・ニザンのことなどが取り上げられている長田弘の『失われた時代―1930年代への旅』という本も発見し、これも注文した。

ちなみに、『帝国以後』を書いた人口学者のエマニュエル・トッドがニザンの孫であるということも今日知った。今度、読んでみよう。


ニザンの言葉に初めて出合ったのは、たぶん15か16の時だったと思う。20歳を一年過ぎて、改めてこの言葉を読んでみると、何だか苦々しい気がする。成る程、ニザンの言うとおりに違いないと思うからである。





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Last updated  March 25, 2006 10:49:20 PM
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