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カテゴリ:乾杯!
恐るべしこだわりの「シナそば屋」
■店へ入るとこだわりの酒・・・ 実は、金曜日の「炭八」さんの帰り、ふらふらと自宅へ向かう途中のこと。 前々から気になっている店があって、それこそ1年くらい気になっていたんだけど。 炭にあぶられ、アルコールがかなり脳を軽い回転にしていたのも手伝って、 とうとう、意を決して暖簾をくぐってしまいました。 「こんばんは!」 「生ビールとシナそば下さい!」 「はいよ!」と親父。 「生は何にする?」 「ハーフアンドハーフで」(こんなの最近置いてないよなぁ~と心の声) ■シナそばが出てくるまで シナそば(ラーメンと言わないところがこだわりかっ)を待つ。 その間に壁の棚に見とれてしまいました。 かなり有名な焼酎は当たり前にあったんだけど、それ以外にもこだわりの焼酎が見える。 この辺は健康mamaさん(ブログのお友達です。)に確認だなぁ・・ などと思いつつ待つこと数分。 ■こだわりの「シナそば」登場! 実は写真では良くわからないかもしれないんですが、醤油のスープが透き通る琥珀色! で、もっと驚いたのが光る細めの縮れ麺! 多少酔っていたとは言え、この黄金色に透き通る光る麺に驚いてしまいました。 「この金色に光る細い縮れ麺、こんなに細いのに金色に光ってますねぇ。」とづかごん。 「これがシナそばなんですよ。」と親父。 「私ね、1年近くこの店の前を通りながら気になっていたんですよ。シナそばの看板が!」 「ラーメンじゃなくて、シナそばが気になって」 「でも、いつ通っても親父さんが一人でいる。」 「はやってないのかなぁ。それで躊躇すること1年でした。」 「いやぁ、いいんですよ。わかる人だけが来てくれれば・・・。」強気の親父。 「シナそばだけじゃなく、いいものが入れば刺身だってなんだってやりますよ。」 「いい材料のものが入ればね。それを目当てにわざわざ来てくれる人がいるんですよ。」 ■話はしちゃいけない! 光る細い縮れ麺の話から、親父のこだわりの話に同調しつつ気がつきました。 麺が伸び始めてる。 「あいたたぁ、話してる場合じゃなかった。」とづかごん。 「そう、どんどん食べないとねぇ~」親父が少しあきれた感じで話す。 急いでシナそばをかっ込む。 確かにあっさり醤油のスープは魚系の出汁が鼻に、舌に、のどに心地いい。 親父の麺へのこだわりや、酒へのこだわりを聞いて、づかごんも調子よく話す。 「醤油の苦さっていうのが九州育ちの私には気になってですね・・・。」 すると親父 「それはあきらめなくちゃだめだね。」とばっさり。 ようは、九州人だのなんだのということで味に垣根をつくるのが良くないとのこと。 いわれてみれば確かにそうなんだけど、ばっさり切られると少し悔しい 調子にのって子豚のラーメンだの、近所の寿司屋の話をし、あれはどうだ、こうだ・・・。 「○○鰻はなかなか旨いですよね。」と言ったとき、親父が鼻で笑った気がした。 ■この麺は不完全なんですよ。 づかごんの味覚に疑問を感じたのか、麺を再び褒めるづかごんに一言。 「お客さんは褒めていただけるんですがね、この麺はまだ不完全なんですよ。」 「製麺屋の先代の親父が亡くなって、二代目が先代の麺と同じ麺を、って作っているんですが」 「まだまだ先代には追いつかないんですよね。」 くそっ!そこまでこだわるか?さんざ褒めた自分が惨めに思えてくる。 正直この親父には参ったなぁ。 そこへ親父、 「生ビールもいいものがありますよ。八海山生ビール。この辺ではありませんよ。」 これがドイツビールのような味なんですよ。 で、またこだわり親父に負けまいと飲んじゃいました。 あんまり悔しくて、写真とるのも忘れてしまいました。 ■しらふで出直し しらふで出直すべきだなぁ。そう思いました。 何度か黙って通って、この「シナそば」徹底的に味わってみよう。 酔って語ったづかごんの敗北です。 このこだわりの親父とため口が聞けるまで、お店の名前は伏せることにします。 簡単には紹介できない、手強い相手ですから ・・・ くそっ!またこよう・・・だって旨いんだもの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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